【木曜はジェファーソン関係】４・グレイス・スリック さあて、ここから各論です。昨日誕生日だったグレイス・スリックはやはりジェファーソンの顔でしょうねえ。今はもう引退状態ですが、70’s後半のソロはちょっとヘヴィな印象であまり聞かなかったなあ。と…

【水曜は君の名は】John The Baptist / /John & Beverly Martyn('70) ジョン・マーティンは奥さんのビヴァリーとジョン&ビヴァリーとして2枚Islandに残しています。ジャケットからして英国的な「Stormbringer」は実はウッドストック録音で、ジョン・サイモン…

【火曜A&B】エヴァリー・ブラザーズ 前にも書いたことありますが、僕はエヴァリー兄弟は全盛期のCadence時代とかキョーミはなく、70’s型カントリーロックのプロトタイプとなった60’sのWarner時代が気になるのです。バーバンク・サウンドを作ったレニー・ワー…

【月曜の女たち】スティーヴィー・ランジ ニッキー・ホプキンスやリック・マロッタも参加したナイトの女性vo担当（ちなみに男性voはMMEBのクリス・トンプソン）。元々アフリカのザンビア出身のイギリス人で、同郷のロバート・マット・ランジ（後にシティ・ボ…

【和ものの日曜日】宇宙ネコ子とラブリーサマーちゃん 積極的に和ものの新しい人たちを発掘しないのは、深く好きになってしまうことを恐れてしまうから。それでも目利きならぬ耳効きのFBFの方々のおススメには反応してしまいます。「宇宙ネコ子」は12年にデ…

【土曜日は世界一周】Biko / Peter Gabriel さらに南下すると南アフリカ共和国です。有色人と白人を分離するアパルトヘイトという政策が94年まで続いておりました。これに反対した政治家は投獄、暗殺されたりする事件も相次ぎました。スティーヴン・ビコは反…

【フルート・フライデー】Remadione / Ian Carr ('72) 忘れてましたがイアン・カー(tp,flh)の「Belladonna」('72)はソロ名義でニュークリアス名義ではないのね。ロイ・バビントン(b)、デイヴ・マクレエ(kb)、アラン・ホールズワース(g)らが参加。dsがブライ…

【木曜はジェファーソン関係】３・スターシップ オリジナルを歌わず、ピーター・ウルフ（≠J・ガイルズ）ら作家の作品を歌って80'sスタイルのポップ・ロックな形を示した、ジェファーソンが取れた、スターシップ時代をここに入れるのは少々抵抗がありますが、…

【水曜は君の名は】Too Bad About Sandy / Carlene Carter('80) カーレン・カーターはファーストがルーモアをバックにしたパブロック路線でしたが、NY録音の2枚目はおいといて、3枚目は肉郎と結婚した頃でバックはロックパイルでした。もともとカントリーの…

【火曜A&B】テネント・モリソン ジョン・テネントとデイヴィッド・モリソンのデュオが、72年にPolydorに残した唯一作が、90'sに入って突然(僕にはそういう感じだったんです)廃盤屋周辺で騒がれたものでした。枯れた味わいで英国の・ザ・バンド的な味わいを感…

【月曜の女たち】ダニー・チャンデル 昨日サンディー・ショウ出したのになんですが、今日はダニー・チャンデル(Danny Chandelle）という無名シンガーを。65年に1枚Columbiaからシングルを出してる人でお顔も見たことないです。その唯一のシングルが”Lying Aw…

【和ものの日曜日】高野寛＆原田郁 レココレ誌の最新号が細野さんの特集だそうですが、買おうか迷ってます。細野晴臣で一番好きな曲は、レココレでは”風をあつめて”になってるらしいのですが、個人的には”終りの季節”が一番。というわけで高野寛＆原田郁（ク…

【土曜日は世界一周】Mozambique / Bob Dylan('76) タンザニアをさらに南下するとモザンビークです。ディランがなぜこの国の事を歌ったのかはわかりませんが「Desire」('76)というアルバムは歴史的な事件となった初来日の前に出た重要なアルバムで、これをプ…

【フルート・フライデー】Lover,Baby,Friend / Dana Cooper('73) 名盤探検隊でCD化されるまで名前も知らなかったフォーク系のsswです。Elektraに73年に残した「Dana Cooper」は暗そうなジャケットとは裏腹に、都会的なsswの1枚。まずvoがいい。意外にワイド…

【木曜はジェファーソン関係】２・ジェファーソン・スターシップ ジェファーソン・スターシップという名前が初めて使われたのがポール・カントナーの初ソロ「造反の美学」なのですが、パワーが落ちたJAをいったん解散し新メンバーを加えてスタートさせたのが…

【名曲リレー1044】song#3 ■Song For Insane Times / Kevin Ayers ('69) ケヴィン・エアーズの1枚目に入った”Song For Insane Time”はセカンド期のソフト・マシーンがバック演奏したもの。ファーストにあったサイケ色がそのままここに再現されてます。実際セ…

【火曜A&B（新）】サイモン＆ガーファンクル 久しぶりに二人組の話に戻ります。世界中で最も知られているだろうデュオから。すごくまじめな(square)イメージゆえに何となくヒット曲以外、僕は避けてしまってるS&Gの「Bookends」('68)から”America”。自分たち…

【名曲リレー1042】dreamer#3 ■Song For A Dreamer / Procol Harum('71) ロビン・トロワーが参加した最後のプロコルのアルバム「Broken Barricades」は、Chrysalisにレーベルを移しての第1弾。この曲はジミ・ヘンドリックスに捧げられていて、voもトロワー。…

【和もの日曜日】ハーフ・ブリード 69年物をやってた時入れそこなったGSバンド。ハーフを集めて結成したという企画がキワモノなんですけど、意外とソフトロックなテイストがある”不思議な夢”はなかなか気持ちいい。日本のウォーカー・ブラザーズという触れ込…

【土曜日は世界一周】Spread Your Wings / Queen('79) ザンジバル出身で一番日本で知られた人はクィーンのフレディー・マーキュリーでしょう。育ったのはインドらしいのですが、生まれはザンジバルなので、今ではタンザニア出身となります。クィーンで一番好…

【フルート・フライデー】Whole Lotta Love / CCS('72) 60's英R&Bシーンの重要人物、アレクシス・コーナーが70年に組んだのがCCSです。CCSとはCollective Consciousness Societyの略だそうです。大所帯のビッグ・バンド・ロックという感じの音で、72年の2枚…

【木曜はジェファーソン関係(新)】１・ジェファーソン・エアプレイン マンフレッド・マンに続いて、今度はジェファーソン関係行きましょう。 60's末のシスコ・バンドの代表格で、ジェファーソン・エアプレイン、ジェファーソン・スターシップ、ジェファーソ…

【名曲リレー1037】right#2 ■Right Or Wrong / Wishbone Ash('77) ハードな曲が少なかったウィッシュボーン・アシュの「Front Page News」の中で唯一ハード目な曲だこれ。ツインリードの妙を聞かせるシンプルなロックンロールですが短い！マイアミのクリテリ…

【映画懐かし地獄】狼は天使の匂い('73仏） だいぶ前にポケミスで復刻された、デイヴィッド・グーデス原作の「ウサギは野を駆ける」（邦訳名は映画題と同じ）をミステリ作家のセバスチャン・ジャップリゾが脚色した、ルネ･クレマン晩年の力作です。多分この…

【名曲リレー1035】maybe#2 ■Maybe I'm Amazed / The Faces('71) ポール・マッカートニーのソロに入った名曲をひっそりとフェイシズがカヴァー。この曲はまずシングルになって。同時期に出た2枚目の「Long Player」にはライヴ・ヴァージョンが入って、後に出…

【和ものの日曜日】吉田日出子 女優の吉田日出子がベルウッドに残した武蔵野フォーク色濃いシングルです。シティ・ポップでない方の佐藤博作品。なんともアーシーでユーモラスな曲です。75年のリリース。 https://www.youtube.com/watch?v=4qSCmgoR2vY 【懐…

【土曜は世界一周】Zanzibar / Billy Joel('78) ウガンダを超えて南下するとタンザニアに入ります。東側のインド洋にうかぶザンジバル島はその昔独立していましたが、内陸のタンガニーカと合併しタンザニアになったのだとか。ついついジオン軍の宇宙船を思い…

【名曲リレー1032】air#3 ■In The Air Tonight / Phil Collins('81) 「Face Value」というアルバムタイトル通り顔のアップのジャケットでしたが、そこからの最初のシングルとなった”In The Air Tonight”のPVはある意味怖い。ジェネシスの英国らしさとモダン…

【木曜はマンフレッド・マン関係】１８・クリス・トンプソン 意外と長続きしてしましましたが最後はMMEBのヒット曲で圧倒的な存在感を示してたクリス・トンプソン。僕はパット・シモンズのソロ公演に同行してMMEBの”Blinded By The Light”に狂喜した一人です…

【水曜は君の名は】#11～Eddy / Focus('77) ヤン・アッカーマンが抜けてタイス・ファン・レールを中心としたフォーカスの「Focus Con Proby」('77)は、タイトル通りP.J.プロビー(vo,"Hold Me”で知られるアメリカ人シンガー）とフィリップ・キャサリン(g)、ジ…