Another Days

tomorrow's another day、some say …

CCS、ムーヴ、海外特派員

【フルート・フライデー】Whole Lotta Love / CCS('72)

60's英R&Bシーンの重要人物、アレクシス・コーナーが70年に組んだのがCCSです。CCSとはCollective Consciousness Societyの略だそうです。大所帯のビッグ・バンド・ロックという感じの音で、72年の2枚目ではゼッペリンの”Whole Lotta Love”をカヴァー。このヴァージョンはBBCのTOTPのテーマ曲として使われたので認知度が高いです。flute吹いてるのはハロルド・マクネアという人。

https://www.youtube.com/watch?v=2SzQ7MGhgp8

【フルート・フライデー】Pied Piper / Dave Valentine('81)

クロスオーヴァーフュージョンのジャンルでフルーティストが注目されたこともありました。デイヴ・ヴァレンティンは、デイヴ・グルーシンに見いだされたとのことですが、80's初めの「クロスオーバー・イレブン」ではよくかかってましたね。この曲はヴィヴィアン・チェリーという人がvoを取る歌ものですが、ヴァレンティンの縦横無尽なフルートも心地いいです。

https://www.youtube.com/watch?v=Ibl9Xgb-yXk

 

【映画懐かし地獄】海外特派員(’40米)

和田誠さんの訃報を知ったのでヒッチコックで行きましょう。
僕が一番熱心にヒッチコックを見ていたのは、やはり大学時代かな。映画の面白さに取りつかれ、週末はカウチポテト(死語)状態でした。そんな中この「海外特派員」は当時はLDしか出ておらず、なかなか見れなかった事で印象深い1本です。前作「レベッカ」が渡米第1作ですので、これはそれに続くものです。戦中のプロパガンダ映画ではありますがたたみかけるような演出は、これぞヒッチコックで、アメリカ時代の幕開けを華々しく飾った(「レベッカ」はゴシック趣味であまり好きではないのです)感じです。とはいっても日本で紹介されたのは相当遅くなってからと記憶していますが… オランダの古びた風車小屋が地平線まで並ぶ風景(もちろんセット)は、不気味で、雨傘が揺れるシーンと共に忘れ難いです。

【名曲リレー1039】do#2
■Do Ya / The Move('71)
 
末期ムーヴは初期ELOとほぼ同じでして、ジェフ・リン作でムーヴのラストシングルとなった71年の”Do Ya”は弦なしELOといった感じ(実際「A New Record」でカヴァーしてます)。組長のカウベル・ソング・コレクションに加えたいようなキャッチーなロックンロールです。