Another Days

tomorrow's another day、some say …

カーレン、マッケイ、逃げ去る恋

【水曜は君の名は】Too Bad About Sandy / Carlene Carter('80)
 
カーレン・カーターはファーストがルーモアをバックにしたパブロック路線でしたが、NY録音の2枚目はおいといて、3枚目は肉郎と結婚した頃でバックはロックパイルでした。もともとカントリーの名門の血が流れたそういう資質がある中、エヴァリー兄弟をルーツの一つにあったロックパイルとの親和性は抜群でした。この「Musical Shapes」は当時結構聞きこんだ記憶。”Too Bad About Sandy”はそこから。
 
【名曲リレー1051】hour#2
■The Hour Before Dawn / Andy Mackay('74)
いつもつべになかったこの曲が久々に検索ヒットしたので、これを。ロキシー・ミュージックのsax/oboe吹きアンディ・マッケイの初ソロ「In Search Of Eddie Riff」は当時東芝からの日本盤が延期になったような記憶でしたが、出てたんでしたっけ?スタンダードのカヴァーなどを含む趣味的なソロですけど、音楽の知識とかあまりない高校生の頃ラジオでこの曲を聞いてなんて美しいメロなんだろうと感激した覚えがあります。ロジャー・グローヴァー(b)参加ということも気になった理由かもしれません。
 
 
【映画懐かし地獄】逃げ去る恋(’79仏)
 
トリュフォーの自伝的な作品アントワーヌ・ドワネルもの最終作。当時ちゃんとした形での劇場公開出なかったことは本文参照。利用者が限られていたころの「ぴあ」誌は情報誌としてだけでなく、なんかもっと熱かった。ビジネス的には全然だったのでしょうけどね。アントワーヌの歴代の女大集合の巻ですが、クロード・ジャドが一番好きです。
昨日はトリュフォーの命日だったそうです。毎年1本見れるかどうかですが、今年はなんとか。チョイスしたのは「逃げ去る恋」(’79)。アントワーヌ・ドワネルものの最終章。過去のシリーズからのシーンを含んでいますが、このシリーズずっとジャン・ピエール・レオが演じてますんで全く違和感なし。更に「アメリカの夜」のJPLとダニのシーンも含んでて、なかなかやります。つまりコレット(マリー=フランス・ピジェ)、クリスティーヌ(クロード・ジャド♡)、リリアーヌ(ダニ)、サヴィーヌ(ドロテー)というアントワーヌの歴代の女が大集合する圧巻さ。ドロテーと言う人は女子アナ出身で映画これだけですが、タレントとして後年日本のアニメを積極的に仏に紹介した人らしいです。

このエーガは日本では少し遅れて公開。「ぴあ」が主催しトリュフォー映画祭みたいなものだったとか。まだまだメジャーではなかった「ぴあ」ですが本当に力を持っていたのはエンタメ誌になる前のこの頃です。

そうそうトリュフォー友達の秋田さんにお友達にしてもらったのは今日だとFBが教えてくれました。カミナリが落ちたひろ子さんのPCさまさまです(^^)