Another Days

tomorrow's another day、some say …

ディラン、ニルソン、チャイナタウン

【土曜日は世界一周】Mozambique / Bob Dylan('76)
タンザニアをさらに南下するとモザンビークです。ディランがなぜこの国の事を歌ったのかはわかりませんが「Desire」('76)というアルバムは歴史的な事件となった初来日の前に出た重要なアルバムで、これをプロモートするローリング・サンダー・レヴューという長いツアーも話題になりました。スカーレット・リヴェラ(violin)、エミルー・ハリス(vo)の参加もエキゾティックな味わいを増してます。
 
 
 
【名曲リレー1047】you're#2
■You're Breaking My Heart / Nilsson('72)
 
結構歌詞がアブない、このニルソンの曲は、大好きな「Son Of Schmilsson」('72)から。スライドはジョージ・ハリーソング(Harrysong)名義です。これもまたニッキーさんのお仕事の一つでした。
 
 

【映画懐かし地獄】チャイナタウン(’75米)

この16年後にジャック・ニコルソンが監督した続編「黄昏のチャイナタウン」が撮られましたがそっちは未見。30年代のロサンゼルスを舞台にしたクラシックなハードボイルド。こういう世界は、警察を辞めた主人公の私立探偵が、富豪(夫人)から依頼を受け、そこに謎の美女がからみ、最後は相棒に近い男が真犯人、と言うパターンが多く、まあ決まりごとを楽しむ伝統芸能に近いのです。
ニコルソンが、鼻をナイフで切られる(切るのは監督のロマン・ポランスキー)場面ばかりが、クローズアップされるのですが、西部劇の時代から続く水の利権争いにからむ事件に巻き込まれてゆく、私立探偵の物語。フェイ・ダナウェイファム・ファタールぶり(というか数奇な運命)もいいです