Another Days

tomorrow's another day、some say …

エヴァリー、フォンタナ、(ハル)

【火曜A&B】エヴァリー・ブラザーズ
 
前にも書いたことありますが、僕はエヴァリー兄弟は全盛期のCadence時代とかキョーミはなく、70’s型カントリーロックのプロトタイプとなった60’sのWarner時代が気になるのです。バーバンク・サウンドを作ったレニー・ワーロンカーがprodした「Roots」('68)はエヴァリー兄弟の幼い頃のホームレコーディングをドキュメンタリー風に挿入し、(その当時でも)もう失われてしまった古き(よきはどうかはわかりませんが)アメリカが再現されています(この手法は後にNGDBが「Uncle Charlie」でやりました)。デッドがライヴ盤で取り上げたマール・ハガード曲。steel-gの残響(ここがポイント)がもうたまりません。
 
 
【名曲リレー1057】of love#2
■Game Of Love / Wayne Fontana & The Mindbenders('65)
 
マンチェスター出身のウェイン・フォンタナ&マインドベンダースの大ヒット”Game Of Love”は、後にリンダ・ロンシュタットがヒットさせる”You're No Good”を書いたクリント・バラード・Jr作品。アメリカで#1はちょっと出来過ぎですが、ガレージっぽいとっぽさが魅力。この時期のマインドベンダーズにエリック・スチュワート(10CC)はいたんでしょうね(グラハム・グールドマンはまだ)。
 
 
 

【映画懐かし地獄】(ハル)(’96日本)

戸田菜穂の「このパソコンいいなあ、モデム内蔵で」というセリフとか、ダイアルアップのピー音とか、パソコン通信とかニフティの会議室とか、懐かしい言葉いっぱい。こんなメール時代が早く来るとは当時思いもしてませんでした。文字いっぱいで、実験的な映画と当時言われてましたから。本文にも書いてますが、深津絵里の設定がバブルだ…

名画座(ハル)('96日本)

森田芳光監督、深津絵里内野聖陽主演。
初めてPCを買った頃に公開された映画。当時まだ一般的でなかったメールでのやりとり(パソコン通信そのものは死滅してしまいましたが)など、この20年のコミュニケーションのあり方、流れの速さをつくづく思います。大半が文字の羅列で、今ではなんてことないけど、当時劇場で見た時はびっくりでした。あとバブル余波というか、地方とはいえ、広い一軒家(実家)に一人で住み、職を辞めてもすぐ次が見つかり、生活していくのに余裕たっぷりの深津絵里には、当時はともかく今の視点ではなかなか共感しにくいのです。
でも深津は20年前も今も同じようなスタンスで仕事をしている稀有な人で、戸田菜穂とか山崎努の娘の山崎直子とか、最近見ないなあ(僕だけ?)と思ってる人たちが懐かしい。でも一番懐かしいのはダイヤルアップ通信の時のモデムのピー音(?)です。