Another Days

tomorrow's another day、some say …

シャーロック・ホームズの冒険、JS、リンジー

【木曜はジェファーソン関係】2・ジェファーソン・スターシップ

ジェファーソン・スターシップという名前が初めて使われたのがポール・カントナーの初ソロ「造反の美学」なのですが、パワーが落ちたJAをいったん解散し新メンバーを加えてスタートさせたのがJSで75年の「Dragon Fly」が最初のアルバム。マーティ・バリンが復帰し、いわゆる三頭(マーティ=グレイス=ポール)時代は78年までと長くはなかったのですが、その後もミッキー・トーマスを加えてややハードなタッチで活動しています。個人的にはやはり三頭時代で、ふくよかな、とか芳醇な、と評させれるサウンドは絶品です。「Red Octopus」から、グレイス・スリックが歌う”Fast Buck Freddie”です。

https://www.youtube.com/watch?v=3P8D-J8CMTk

 

 

【映画懐かし地獄】シャーロック・ホームズの冒険(’70米)

ビリー・ワイルダー作品としては評価が低いんでしたっけ。昔は長い事見られなかったホームズもの、今ではDVD化されてます。当初は4時間を超える大作だったらしいけど編集されて2つのエピソードを残すまでになったとか。ネッシー(実は潜水艦)まで出てくる幅広い仕掛けは結構面白い。それでもワイルダーにとって黄金の50'sと比べるのは可哀そうですけど、60'sの作品と比べてもワイルダーらしくないというか、下降線に入ってる事がしっかりわかってしまって、以後の作品を知ってると余計もの悲しい1作かもしれません。
ホームズ=ワトスンは、ロバート・スティーヴンスとコリン・ブレイクリーが演じます。傘をパタパタのジェヌヴィエーヴ・パージュってこの作品しか知りませんね。「こびと」という言葉が使えないのか、ミジェッツ(midgets)という単語をこれで知りました(大昔見た深夜TV吹き替えではどうだったか忘れた)。ホームズの兄を演じたクリストファー・リーは、独映画で弟も演じてるんで、兄弟ホームズを演じた唯一の俳優(wikiより)とか。スコットランドの風景が古式ゆかしい感じでなごみます。邦訳は「シャーロック・ホームズの優雅な生活」(創元推理文庫)でした(M&M・ハードウィック作)。映画の邦題は有名なホームズの第一短編集と同じなんで不親切だなあ。

 

【名曲リレー1045】insane#2
■Go Insane / Lindsey Buckinghm ('84)
当時何となくニック・カーショーの”Riddle”みたいなPVだなあ、と思った記憶ありました。84年ですから第2次ブリティッシュ・インヴェイジョンと言われた英国勢New Waveの攻勢があった頃なんで、フリートウッド・マックリンジー・バッキンガム
もほとんど一人で録音した「Go Insane」というアルバムを作ったのですが、これがまたなんというかリンジーの持ち味をあまり生かしてない80'sの負の遺産、みたいな感じの1枚でした。タイトル曲は何とか…