Another Days

tomorrow's another day、some say …

パイパー、ジェネ

【月曜和もの80's】パイパー

売れないブリティッシュロック路線だったというパイパーがメンバーチェンジ後企画もののシティ路線に転じたらブレイクしたというのも面白い。村加和人のバンドのgtrでもある山本圭右の軽い夏路線のサウンドは意外と心地いい。低予算ゆえゴージャス感がないのが幸いしてます。”Summer Breeze”は83年のセカンド「Gentle Breeze」から。

https://www.youtube.com/watch?v=jBs-fchu-T8

 

【名曲リレー2780】mama#2

■Mama / Genesis(‘83)

ジェネシスが本格的にアメリカでヒットを飛ばしはじめたのが、「そして3人が残った」あたりですけど、シンプルにタイトルを「Genesis」にした83年作はメンバーのソロを経てリリースされたものでMTV時代に呼応したキャッチーなロックでもありました。ピーター・ゲイブリエル的なdsの音なのがあの時代っぽい。フィル・コリンズのvoも力強く、もはやプログレでもなんでもなく80’sロックそのもの(prodはヒュー・パジャム)。“Mama”は結構シャウトするコリンズなのでした。CharismaがVirginに吸収されるされるので、ラストCharismaアルバムになりました。

https://www.youtube.com/watch?v=Ccs2rt0oSzQ

 

【先週の読書】

24096■木洩れ日に泳ぐ魚 / 恩田陸(文春文庫)
「蜜蜂~」や「夜ピク」と並んで以外にも版を重ねている恩田さんの隠れたベストセラーなんだそう。舞台劇のような男女の会話劇ので、朝が来れば引っ越すというアパートの一室で、一緒に住んでいた男女が朝まで語り合う話。幼いころ別れた本当の父親を相手が殺してしまったのではないか?とお互いに思っているという、お得意の血縁関係ネタです。ただミステリアスな結末が、あくまで憶測に基づいた答えばかりなんで、本格ミステリファンには嫌われる話です。
本筋とはカンケーないですが、カレー好きな彼に歓心を買うために付き合いだした彼女が別離の際に「私カレーそんなに好きじゃない」と言われ、彼女にカレー否定されたことに彼がものすごくショックうけるエピソードでてきますが、共感(^^;
24097■アリバイのA / スー・グラフトン(ハヤカワ・ミステリ文庫)
これも時間がかかった。3Fと一時期日本でも言われた、女性作家の女性読者向けの女性探偵のハードボイルド(おまけに女性翻訳者の、とつけると4Fか)シカゴのウォーショースキー(サラ・パレツキー作)と比べると同年代のキンジー・ミルホーンを主役としたシリーズ。舞台は西海岸でそれもあってか明るいムード。キンジーは元警官の女性私立探偵ですが、結構丁寧で意外です。向こうではAからZまでで終了してますが、邦訳が途中で止まってるのが残念。読めるところまで読んでみたいと思います。(1982→1987)

 

センス・オブ・ワンダーのファーストのジャケには、ライナー:中島梓(=栗本薫)の文字が。今は”秋への扉”を見つけて欲しいなあ。