Another Days

tomorrow's another day、some say …

スティーヴィー、アウトローズ

【月曜はスティーヴィー・ニックスの40曲】4・Stand Back('83)

Mirageツアー後再びバンドは休養となり、スティーヴィーはセカンドソロ「Wild Heart」をリリース。前作「Bella Donna」に流れにはる従来路線と80's的デジタル・ロックの二本建てで、マックのステージでも披露された”Stand Back”は後者。ノークレジットでプリンスがシンセを弾いてるという話は知りませんでした。最高位5位でこの成功でしばらくスティーヴィーのソロはこの路線となります。ダンサーを交えたPVもありますが再び83年のUSフェスのライヴから。コーラスは「Bella Donna」以降ずっとサポートを続ける義妹(その後そうではなくなりますが)ロリ・ペリーとシャロン・セラーニです。

https://www.youtube.com/watch?v=FcHa8D3nqio

 

【名曲リレー2367】song#3

■Song In The Breeze / The Outlaws(’75)

フロリダ出身のサザンロックのアウトロウズはトリプルg編成ですが、イーグルス的なハーモニーを聞かせるポップス寄りの存在でAristaからデビューというのもわかります。日本で独自にシングルになった“Song In The Breeze”は“風の中のあいつ”というドラマからいただいたような邦題で、西海岸ロックの路線を狙ったのですね。

https://www.youtube.com/watch?v=HiKBAbLTegU

 

【先週の読書】

花散る頃の殺人(乃南アサ新潮文庫)は、女刑事音道貴子シリーズの第2作で短編集。確か文庫オリジナルだった記憶。だんだんいろいろ思い出してきました。

新編怪奇幻想の文学3恐怖(新紀元社)は、「怪物」「吸血鬼」に続くシリーズ第3巻。未読多かったのにもかかわらず個人的な感想はあまりぱっとしなかった感じ。”顔”(E.F.ベンスン)や”とむらいの唄”(チャールズ・ボーモント)のように不気味な余韻を残すものは良かったのですが、やや観念的な中編”木に愛された男”(ブラックウッド)はさておき、ジャン・レイの海洋奇談やC.ホール.トンプソンのパルプものは長いわりにあまりピンときませんでした。第4巻に期待。表紙は今まで一番好きですが(ダークなスナフキンという印象)
十年交差点(新潮文庫nex)は、十年をテーマにしたアンソロジー中田永一タイムリープもの、エンディングがイヤミス的な白川三兎、オーソドックスな恋愛小説の岡崎琢磨、ほっとさせられる原田ひ香、河童と猿の戦いの畠中恵の5本。原田ひ香の”君が忘れたとしても”が一番ぐっときました。「yom yom」に載った短編を集めた文庫オリジナルです。