【水曜はIslandの人たち】London Conversation / John Martyn('67)
レゲエから出発したIslandレーベルですが、フォークロック路線の第1作となったのがジョン・マーティンの「London Conversation」('67)です。奥さんのビヴァリーと組んでのジョン&ビヴァリーでも2枚、さらに1ダース近いソロ作品がIslandにあります。このデビュー作からのタイトル曲では孤高の人という印象を早くも受けます。クールな弾き語り。2度くらい気温下がりそうな声です。
https://www.youtube.com/watch?v=DaT8LeGEg5E
【名曲リレー2369】breeze#3
■Cool Breeze / Jeremy Spencer Band(‘79)
フリートウッド・マックを辞めた後新興宗教に拉致され入信した(すごいなそれも)ジェレミー・スペンサーが突然、マックが世界的にブレイクした頃リリースしたジェレミー・スペンサー・バンドの「Flee」を出してびっくりでした。この"Cool Breeze"は、当時「クロスオーバー・イレブン」でもよくかかったブルージーなAOR風味の作品です。バンドと言う名前ですがスペンサーとマイケル・フォガティー(kb)のプロジェクト。女性voは誰でしょう?クラプトンといいクライマックス・ブルーズ・バンドといい、こういう感じの音はありましたね。
https://www.youtube.com/watch?v=YhYPgi5eiUY
日本ではA&M経由でキングからリリースされてました(当時Islandもキングでした)キャット・スティーヴンスは、70's初めは私小説的な歌を歌うsswでありながらポップなメロディーもあって広く愛されました。とりわけ「Tea For A Tillerman」や「Teaser & Firecat」など手描きのイラストをジャケットにした作品はLPで持っていたい(また当時の日本盤は豪華でした)です。リック・ウェイクマンの流暢なpianoが耳に残る”Morning Has Broken"は後者から。
https://www.youtube.com/watch?v=qARB7XPfYjo
後にVirginレーベルのエンジニアになったというデイヴィッド・ヴォーハウスのユニット、ホワイト・ノイズは69年に出た早すぎたテクノともいえる電子音と効果音とvoのユニークな作品。多分当時はサイケ以上に未来の音楽と思われたんでしょうね。「An Electric Storm」から。