Another Days

tomorrow's another day、some say …

香津美、ポーヤン

【月曜和もの80's】東京Joe / 渡辺香津美&坂本龍一

渡辺香津美の病状がやや改善したというニュースが入って来てひとまず安心でしたが、坂本龍一との82年の共作「東京Joe」でブライアン・フェリーのカヴァーやってたこと思い出しました。かなりの異色作ではありますが、半分すぎてやっとgが出てきます。

https://www.youtube.com/watch?v=drY7vi9W4Zc

 

 

 

 

【名曲リレー2766】broken#2

■Broken Man / Paul Young(‘83)

ストライダーのイアン・キューリーがポール・ヤングのバンドにいることは深町さんの「ヒストリー・オブ・ブリティッシュ・ロック」で知りましたが、ヤングのデビュー作「No Parlez」に入った“Broken Man”も書いています。ここではすべてのkb(シンセやピアノやメロトロン)を担当しています。

https://www.youtube.com/watch?v=tsKyegNIKxQ

 

【先週の読書】

24092■苦役列車/ 西村賢太(新潮社)

いつも同じような話なんでどれを読んだのか忘れてしまってる西村賢太の北町貫太ものです。これは芥川賞受賞作なんで読んだ記憶はあります。史上最低の小説主人公の一人だと思ってますが、「苦役列車」ではそこまでのヤンチャぶりではないです。しかしこれ良く映画化したなあ(未見ですが)。

24094■Q&A / 恩田陸幻冬舎

問答形式で始まる(すべてがそうではありません)ホラー風ミステリ作品。大型ショッピングモールMで死者70名を出す大事件が起こりますが、原因は不明、そもそも人々はなぜ我先に走り出したのか?いろんな人の目撃証言は食い違い、異臭は?火事は?血が付いたぬいぐるみをひきずっていた少女は?芥川の「藪の中」的な発想で書かれたこの作品はいったいどうオチをつけるのでしょうか? 事件の解明につながる展開ではなく、むしろ逆の方向へゆく話。後半「奇跡の少女」として無傷で生き残り教祖として祭り上げられる少女の話、事件にかかわる聞き取り調査員の前歴があるタクシー運転手の話、閉鎖されたMや事件関連の場所をめぐるツアーの話などが挿入され、ぞわぞわしたムードを加速させます。このQ&A方式は、「中庭の出来事」「ユージニア」といった後の問題作でも使われています。