【日曜は40人の英国女性歌手】#13 ヴァージニア・アストレイ(Virginia Astley)
ヴァージニア・アストレイは、どっちかというとドゥルッティの様なミニマル的な音楽のような印象ですが、83年にHappy Valleyから出た「From Gardens Where We Feel Secure」は英国の田園風景が浮かび上がってくる傑作で、ある1日をテーマにしたコンセプトアルバムでした。教会の鐘の音、少女たちのコーラスにそよ風を確かに感じる、”A Summer Long Since Passed”は超名曲。どっちかというと過ぎ去りゆく夏を惜しむ感じですし、高原の爽やかな夏の朝な感じなんで、連日の体温以上の気温のこの地にはふさわしくないのですが、それでも秋の気配は感じる毎日です。初期のマイク・オールドフィールド的な世界でもあります。坂本龍一と組んだアルバムではよりニュー・エイジ色が強まっていますが。これもまたネオアコ的な1枚です。ドリーム・アカデミー以前のケイト・セント・ジョンとグループを組んでたという話もあります。59年ロンドン出身
【名曲リレー2036】love#2
■When Love Slips Away / Margo & The Marvettes(‘67)
このジェリー・ロス曲を最初に誰のヴァージョンで聞いたのかはもう定かではないのですが(オリジナルはディーディー・ワーウィック)、北アイルランドのマーゴ(バーンズ)&マーヴェッツのヴァージョンで。ガール・グループのブームは過ぎサイケの時代に入ってましたていましたがイギリスではこういうゴージャスなポップスは十分支持層がありました。ヒット曲ではないですがいい感じ・「Some Kinda Magic」というロス作品集のコンピ(RPM)で聞けます。
https://www.youtube.com/watch?v=jV9EMpdAGBU