Another Days

tomorrow's another day、some say …

スティーヴィー、ロキシー

【月曜はスティーヴィー・ニックスの40曲】16・For What Its Worth('11)

昔の音源ならいざ知らず近年スティーヴィーの歌声を聞きたいなあと思うようになったのは11年に出た「In Your Dreams」からのシングル”For What It's Worth"でした。カントリーロック的な味わいもありますが、すごく透明感にあふれてアレンジ。元ユーリズミックスデイヴ・スチュワートとマイク・キャンベルのprod。このPVも好きです。

https://www.youtube.com/watch?v=pwQhSg1G2OQ

【名曲リレー2458】something#2

■If There Is Something / Roxy Music(’73)

ロキシー・ミュージックのデビュー作は何となく昔から苦手で避けてるのですが、いい曲ももちろんあります。ボウイーがティン・マシーンでカヴァーした“Is There Is Something”は、「Viva!」のライヴ・ヴァージョンが素晴らしい。間奏のエディ・ジョブソンのviolinソロを含め長尺ですが長さをあまり感じさせません。この辺のジョブソンを未体験なんで、UKはリリース当時あまりピンとこなかったのでした。

https://www.youtube.com/watch?v=JUm8o1rhsZA

 

【先週の読書】

新編 怪奇幻想の文学4~黒魔術(新紀元社)第4巻は黒魔術がテーマの13編(内初訳5編、既読は5編)。ホーソンの”若いグッドマン・ブラウン”はちと難解で昔から何度も読み直してる作品。今回もわかったようなけむに巻かれたような印象。初訳のブラックウッドの”五月祭前夜”は、ヴァルプルギスの夜に魔宴に紛れ込んだ男の体験を描いてますが、これまた少々わかりにくい作品(何度も読めばわかります)でした。ウェイクフィールドの””彼のもの来りてのち去るべし””とローレンスの”蟹座と月の事件”はともに黒魔術の使い手と主人公が戦う動の話で、これは難しくないです。旧版「怪奇幻想の文学2・暗黒の祭祀」で読んだはずながら全く忘れてるアーウィンの”真夜中の礼拝”は、じわじわ来る結構な出来の小品。初訳の”魔女”(シンガー)も語り口の上手さに引き込まれました。色々文句言いながら次が楽しみです。
鎖(乃南アサ新潮文庫)は女刑事音道貴子もの第2長編。今回は音道が監禁されるというサスペンス型の話。その分緊迫感がありますが、監禁されてからが結構長くちょっとダレる部分ありました。それでも昔楽しんだこのシリーズ読み直してゆく楽しさはあります。