Another Days

tomorrow's another day、some say …

ウィングス。ネイキッド、ミラー、ボウイ

【火曜はポールのウィングス時代30曲(新)】1・Silly Love Songs('76)

ウィングスの「Band On The Run」から50周年ということでボックスも出るらしいし、再びウィングス時代が盛り上がってくる予感もするのです。ここでいうのは71年夏の「Wild Life」から最後のステージとなった79年暮れのカンボジア難民救済コンサートまでの8年間を言います。まさに僕が思うところ絶頂期。

個人的な初ウィングスは、76年4月の「Wings At The Speed Of Sound」に先駆けたFM番組「ステレオ・サンデー・ミュージック」で聞いた”Silly Love Songs”でした。ラヴソングしか書けない、と揶揄された(70'sプレスからひどい扱いを受けてた事をポールは忘れてはいないのでしょう、今は知らんけど)ので開き直って書いたという有名なエピソード(アリス・クーパーの”No More Mr Nice Guy”のアンサー曲という説も)があります。フロイドの”Money”から影響受けたテープループのイントロ(昔はどうやって音を出したのだろうと謎でした)から複雑にからむコーラスまで、聞きどころの多い曲です。バンド内民主主義による内容で決して充実していなかった「Speed Of Sound」の中では飛びぬけた曲。しかし”心のラヴ・ソング”という邦題はないよなあ… 追い風もあって見事#1(US)となりました。

https://www.youtube.com/watch?v=ap87QgZKTNw

 

 

【名曲リレー2557】promise#3

■Promise Promises / Naked Eyes(’83)

83年の第2次ブリティッシュ・インヴェイジョンの時代に本国よりもむしろアメリカで成功したネイキッド・アイズというエレポップ・デュオがおりました。デビュー曲がバカラック作でサンディー・ショウがヒットさせた”Always Something There To Remind Me“で大ヒット(#8)しましたがその次のヒットがこの“Promises Promises”。ディオンヌ・ワーウィクが歌った同名のバカラック曲がありましたがこっちはオリジナルとややこしい。こちらは前曲ほどのインパクトはなかったのですが11位まで上がるヒットとなりました。ただこのデュオはほとんどこの1枚で消えております。

https://www.youtube.com/watch?v=YYtBF1OVciU

 

ただいまのBGMはスティーヴ・ミラー・バンドの「Abracadabra」('82)なり。基本線はブルーズでありながら80'sのスティーヴ・ミラーは、流行の音を取り入れることに積極的でした。シンセが大きく入った#1ヒット”Abracadabra”は、小気味よいgのリフがミラーらしいですが正直困惑したことも覚えてます。

 

映画の方は「ビギナーズ」となってしまって魅力半減でした"Absolute Beginners"('86)は、MTVで名を売ったジュリアン・テンプル監督の同名作品の主題歌。デイヴィッド・

ボウイーが歌います。