Another Days

tomorrow's another day、some say …

スティーヴィー、VH

【月曜はスティーヴィー・ニックスの20曲】19・Gold And Braid('81)

ティーヴィーの初ソロ「Bella Donna」のアウトテイクでしたが当時のライヴでよく演奏された新曲。イントロのリズムパターンがトラフィックの”Medicated Goo”と同じでニヤリ。動画はBella Donnaツアーの様子を収めたライヴから。

https://www.youtube.com/watch?v=m9sNT23Smgc

 

【名曲リレー2479】no#3

■You’re No Good / Van Halen(’79)

リンダ・ロンスタットの代表曲と知られた“悪いあなた”は、元々ベティ・エヴェレットのヒットでしたが、79年にヴァン・ヘイレンがセカンドでカヴァー。前作でキンクスを取り上げたように米国民が皆知ってるスタンダード的な曲を自分たちの手でハードロック化する試みでしょう。EVHの流暢なgは言わずもがなですが、重いんだけどさわやかに聞こえる(褒めてます)音になってるのはハーモニーによる部分大きいです。

https://www.youtube.com/watch?v=nGTfobvlscc

 

【先週の読書】

ぼんぼん彩句(宮部みゆき角川書店は、俳句をタイトルにした12編の短編集。その成り立ちはあとがきに詳しいが、仲間内の句会グループから派生して、宮部さんは句よりも本業で、ということからこの形になったのだとか。17文字で表現される俳句の世界から、拡大解釈+妄想全開で話作り上げるのはなかなか大変ながらさすがの12編。ただ年々宮部さんの作品は、ブラック味わい、イヤミス度が上がっており、”鋏利し庭の鶏頭刎ね尽くす”、”異国より訪れし婿墓洗う”の厭な感じは格別。”山降りる旅駅ごとに花ひらき”のいい後味は貴重でした。
昔は出す本出す本、圧倒的な無敵感ありました宮部さんですが、個人的な感想ですけど、この前のSF短編集、本作、結局読み切れなかった三島屋シリーズの新作と言い、ちょっと好みから外れて来たなあ…と思う部分あります。(2023)
未練・女刑事 音道貴子(乃南アサ新潮文庫)は、音道シリーズ第4作は第2短編集。読んだのは相当昔なんですっかり忘れてましたが、虐待ものの短編はつらい。掌編ともいえる短いながらきらりという作品もあって”立川古物商殺人事件”の続編ともいえる”殺人者”のすぐそこにある闇にドキリ。あと2冊で終わってしまうのが残念。(2001)