Another Days

tomorrow's another day、some say …

スミス、テイスト、エポ

【木曜はオルガンいろいろ】スミッティ・スミスのこと

最高にカッコイイジャケットのダニー・クーチのファースト「Kootch」(’)はLP時代なかなか入手困難な1枚でした。70's後半はC&Nやジャクソン・ブラウンなど西海岸アーティストのバックをセクションが務めることがあって、その線で名前を知ったのですが、ソウルとかファンキー系を一切聞いてなかった大学時代中古屋で試聴して思わず返したものが、数年後CD化されたものを聞いて最高にグルーヴィーだと感じるのだから面白い。その「Kootch」に入った”Up Jumped The Devil”で聞かれる、シャーッと入るオルガンはマザーロード他のウィリアム・D・スミスが弾いてるのだとか。スミッティ・スミスの名前でも知られる黒人kb/sswでした。

https://www.youtube.com/watch?v=9i08_Ed-ECM

 

 

【名曲リレー2587】same#3

■Same Old Story / Taste(‘70)

テイストのワイト島のライヴから“Same Old Story”。GのリフがDTBWBの“港のヨーコ”に引用されたらしいです。ロリー・ギャラガーのgと歌は結構ラフです。Bassは後にスタッドやスペンサー・デイヴィス・グループ、80’sにはファーストウェイに参加するチャーリー・マクラッケン。Dsのジョン・ウィルソンも解散後スタッドに加わっています。

https://www.youtube.com/watch?v=_ZGpz2h_9lU

 

ただいまのBGMはエポの「うわさになりたい」('82)なり。この時期一番よく聞いたアーティストがエポでした。シュガー・ベイブをリアルに聞いてて日本の新しいシティ・ポップ(という言い方は手垢がついててヤだけど)を作ろうとしてた人たち。その初期のピークがこのアルバムでしょう。レイ・パーカーJrとのデュエットなど会社主導のアイディアもあったけど、清水信之(kb)を中心としたバッキングも充実してました。一般的にブレイクするのは次ですが、コスメのCM曲で明るくスポーティーなイメージがついて回ることになります。”On Sundays”は、彼氏と別れ日曜を持て余す歌。向谷のtbが印象的でした。