Another Days

tomorrow's another day、some say …

イーグルス、メリゴ、MM

【月曜は鷲をめぐる30曲】8・Keep On Tryin’ / The Eagles('80)

ツアーと人間関係に疲弊したランディ・マイズナーが辞め後任に加わったのがポコにいたティモシー・シュミット。「Hotel California」のツアー後の参加だったので、まずはレコーディングとして「The Long Run」に結構な時間をかけ(メンバー皆スランプだったし)、79年の日本公演はほとんどお披露目に近かった模様。当然レパートリーも新曲のみ。その後80年のツアーではポコ時代の”Keep On Tryin’”が短期間ながらセットリストに上がってました。アコースティック・セットですが80年6月のLong Beachでのライヴらしいです。

https://www.youtube.com/watch?v=ybDQ933UXSk

 

【名曲リレー2577】show#3

■Time Will Show The Wiser / Merry Go Round(‘67)

フェアポート・コンヴェンションのデビュー作で取り上げられたエミット・ローズ曲。オリジナルはローズのバンド、メリー・ゴー・ラウンドでソフト・サイケ風のアレンジが楽しい。67年の唯一のLPに入っておりました。

https://www.youtube.com/watch?v=WHyoumqydY0

 

ただいまのBGMはマンフレッド・マンの「Up The Junction」('68)なり。第2期のマイク・ダボをvoにした時期でタイトル曲のホンワカした感じはとても気持ちいい。もともとサントラで、このFontana時代は、CD化されるまでは結構怪しげな編集ものがいろいろ出てて1曲のために買うなど無駄な事をしたと思ってます。

 

【先週の読書】

24015■あの手この手の犯罪・アメリカ探偵作家クラブ傑作選(1) / R.L.フィッシュ編(ハヤカワミステリ文庫)
当たり前ですが短編ミステリといっても無数のタイプがあって、中学の時初めて「ミステリマガジン」を手に取ってあまりにそれまで思ってた世界と違うのでびっくりしたことを思い出します。おととしあたりから創元の「短編ミステリの二百年」というアンソロジー6巻を読みながら、古典ではない戦後から現代にかけての主にアメリカの短編ミステリのアンソロジーを読むことが多くなりました。
MWA(アメリカ探偵作家クラブ)による年間テーマ別アンソロジーはHM文庫から何冊も邦訳がありまして(和田誠さんの表紙)、これは75年版。文庫で20ページ程度の作品が25遍もあってお腹いっぱい。数名除くとほとんど知らない人たちですが多種多様。”くされ縁”(ホック)、”ほんの一例”(ナスバウム)、”オールド・ホーニーの犬"(F.A.カー)、”動機”(トリート)、”速記記憶術”(スレッサー)、”マガウニーの奇蹟”(ミラー)なんかがお気に入りでした。
24016■女刑事・音道貴子 風の墓碑銘 / 乃南アサ新潮文庫
シリーズ最終作はいつになくメロウな感じ。「凍える牙」からリアルタイムにずっと追ってきたこのシリーズがこれで終わり(とはアナウンスされてないけど18年前だもの)とは何とも寂しかったことを思い出しました。偽刑事を暴く話は本筋とは直接いい感じでした。