Another Days

tomorrow's another day、some say …

ナゲッツ、マック、ムーヴ

【オムニバスを聞く日曜】72・Nuggets Vol.1~The Hits(Rhino:RNLP025-US'84)

Elektraから出たオリジナルの2枚組、Rhinoから出た箱もスゴイが、僕としてはガレージものの洗礼を浴びたRhinoからの再発LPシリーズ(まだCDはなかった)の第1集「Hits」が一番のインパクト。このジャケットのセンスもいいけど、リーヴスの”Hey Joe”から始まって、スタンデルズ、エレクトリック・プルーンズ、ミュージック・マシーン、アンボイ・デュークス、カウント・ファイヴなど、ヒットしたガレージ・パンクを集めた14曲。ラストがブルー・チアーの”Summertime Blues”でした。
 

【名曲リレー2576】show#2

■Show Me A Smile / Fleetwood Mac(’70)

「Future Games」はクリスティン・マクヴィーとボブ・ウエルチの歌えるメンバーが新たに加わり、マックにとって新たなスタートとなりました。従来のブルーズ路線はすでに前作「Kiln House」でゆるやかに方向転換しておりますが、今作でもソフトな音作りを強調。ラストに入ったクリスティンの“Show Me A Smile”もゆったりとした米国憧憬型英国ロックでした。動画は別ヴァージョンでこれまたいい感じ。

https://www.youtube.com/watch?v=vIop_c3f0YM

 

ただいまのBGMはムーヴの「Hits & Rarities」('23)なり。ムーヴは初期はサイケデリックなポップとザ・フーばりのエキサイティングなステージをやってましたが、どんどん地味になっていくのです。アルバムよりもシングルを追って行った方が面白く、リコーダーの入った”Curly"のB面曲の”This Time Tomorrow”は、アコースティックなバラードながら、ややサイケな装いがあります。書いてるのは同郷(バーミンガム)のデイヴ・モーガンと言う人で、60'sはアグリーズとか、スティーヴ・ギボンズ・バンド、80'には、ELOのリチャード・タンディとのバンドとかの人、この辺は地元の連中の結びつきが予想以上に強いですね。

このコンピ、ジャケはひどいがレアなものが多いシングルA&B面をしっかり                      押さえています。