Another Days

tomorrow's another day、some say …

マック、リンジーD

【月曜はじっくり聞こう】Fleetwood Mac@Seattle Washington,3/10/'72

いくらサウンドが変わったとしても定番のヒット曲をやらないといけない、という不文律があります。フリートウッド・マックの場合その呪縛が消えたのが「Rumours」のブレイク以後。72年の「Bare Trees」が出た頃では”Black Magic Woman”、”Oh Well”といったピーター・グリーン時代の代表曲がそれにあたります。しかしそれ以外は結構自由な選曲。「Kiln House」からの”Tell Me~”(結構ハードなブルーズ系ハードロック)やクリスティンがチキン・シャック時代に歌ってた”Get Like Used To Be”も。ダニー・カーワンとクリスティンが目立ちボブ・ウエルチはあまり目立ってませんけど。

Setlist: 01. 0:00 Intro 02. 1:23 Tell Me All the Things You Do

03. 8:01 Future Games 04. 17:49 Get Like You Used to Be

05. 22:16 Child of Mine 06. 29:37 Spare Me a Little (of Your Love)

07. 34:12 Homeward Bound 08. 39:26 Black Magic Woman

09. 50:45 Oh Well

https://www.youtube.com/watch?v=y8NPqwUmfvw&t=43s

 

【名曲リレー1831】cross#2
■Crossword Puzzle / Lyndsey De Paul('73)
一番好きなのは次のJet時代ですがヒット曲の多いMAM時代もいいです。ショービズ色が濃いイメージなので、いわゆるロックから遠い感じですが、いい匂いがしてそうなきれいなお化粧の上手いお姉さんは、ロックファンでも好きだったはず。ヴィジュアルな部分を差し置いても不思議な魅力があります。
 

【先週の読書】

シリーズ第6作で時期的には「続」と「後」の間で場所を盛岡藩遠野に移しての話。久しぶりにこのシリーズ読むのですが、安定した面白さというか心地よさです。「妖怪」をテーマにしていますがそれはモチーフのみ、というのはいつものパターン(2021)。
21157■エドガー賞全集(上) / ビル・プロジーニ編(ハヤカワミステリ文庫)
アメリカ探偵作家クラブ(MWA)がすぐれた短編に与えるエドガー賞の受賞作を年代順に集めたアンソロジー。裏には「最高の作家による最高の短編」とありますが、果たしてそうか?ものすごく時間がかかって結構難行苦行の読書でありました。創元からでてる「短編小説の二百年」というアンソロジーを去年から読み始めてて(現在5巻まで出てます)、近代の英米ミステリ短編の古典をこのところ味わってるのですが、好みってのはいかんともしがたい(例えば評価が定まったスタンリイ・エリンという作家がいるのですが、僕は全然ピンとこないのです)なあ。この47~62年の16編では、「おとなしい兇器」(ロアルド・ダール)「その向こうは闇」(ウィリアム・オファレル)「不運な男」(パトリック・クエンティン)くらいなのが残念。ミステリ専門誌ではなく「スリック・マガジン」(パルプ・マガジンに対しての言葉で、いい紙を使った高級雑誌(「コスモポリタン」とか「ニューヨーカー」とか)に掲載された作品にエドガー賞が与えられているのは、短編ミステリの地位向上という事とも関係あるのかも? まあ下巻に期待します(1983)。
21158■幕が上がる / 平田オリザ(講談社文庫)
青年団のファンとしては平田オリザさんがこういう作品を書いてくれてホントにうれしかったです(2012)。

 

 

 

 

Seattle Washington, 3/10/1972

Live from the KISW FM Broadcast, Seattle Washington, 3/10/1972

Live from the KISW FM Broadcast, Seattle Washington, 3/10/1972

Live from the KISW FM Broadcast, Seattle Washington, 3/10/1972

Live from the KISW FM Broadcast, Seattle Washin