Another Days

tomorrow's another day、some say …

ボニピン、エミルー、モル

【土曜は和もの90's】ボニー・ピンク

京都出身の女性sswボニー・ピンクは95年デビュー。トーレ・ヨハンソン、ミッチェル・フルームといった海外prodを積極的に起用し英語の歌詞でとても洋楽的なJポップを聞かせます。赤いカラーのヘアが印象的なヴィジュアル。97年の”Heaven’s Kitchen”はヒットしました。映画「落下する夕方」にも使われてました。

https://www.youtube.com/watch?v=DznPcpEblIw

 

中島美智代、21st Centyury Stars,

【名曲リレー2519】angel#3

■Return Of The Grievous Angel / Emmylou Harris(’82)

グラム・パーソンズの遺作となった「Grievous Angel」のタイトル曲をそっちでも一緒に歌っていたエミルー・ハリスが82年のライヴ盤「Live Date」で取り上げたヴァージョンで。基本的に黒髪時代のエミルーはカントリーすぎてどうもピンとこないんですがこのライヴ盤はまあまあです。髪がアッシュになってからのスパイボーイを率いてのオルタナカントリー時代は一時期結構ハマって集めたりしてましたが今は1枚も残ってないです。

https://www.youtube.com/watch?v=Q7iurZq9HfA

 

ただいまのBGMはマッチング・モウルの「Matching Mole」('72)なり。どんどんジャズっぽくなってゆくソフト・マシーンに居場所がなくなり脱退後ロバート・ワイアットが組んだのがマシーンの仏語読みマシン・モルのもじりとなったマッチング・モウル(昔はこの話が絶対紹介されてました)は美メロ”O Caroline”を期待するとびっくりするほどフリーフォームな音楽。とはいってもワイアットの弾くのメロトロンが炸裂するこの曲のこの世のものとは思えないほどのメロディがささります。芸術家キャロライン・クーンの事を歌ったと言われています。初めて聞いたのは渋谷さんの「ヤング・ジョッキー」のロック夜話で、次にかかったのプロコル・ハルムだったことまで覚えてる!

 

マッチング・モウルのファースト「そっくりもぐら」は”O Caroline”という美メロ名曲が冒頭にあるのでそっちを期待すると大いにコケてしまうカンタベリージャズロックの傑作。ラストに入った”Immediate Curtain”の後半の不安な気持ちにさせるメロトロンの調べもまた印象的です。てっきり元キャラヴァンのデイヴ・シンクレアが弾いてるのかと思ったら、クレジットはワイアット本人でした。実験的な曲はありますがユーモアがあります。

https://www.youtube.com/watch?v=5YfnwHY8ItI