Another Days

tomorrow's another day、some say …

グリーンスレイド、IGB

【金曜はメロトロンの世界】18・Bedside Manners Are Extra / Greensalde

コロシアム解散後デイヴ・グリーンスレイドが盟友トニー・リーヴス(b)、サムライのデイヴ・ローソン、元クリムゾンのアンディ・マカロック(ds)と組んだグリーンスレイドは、ダブルkbでgなしというプログレ特化編成で挑んだ4人組。gのない部分をトーンの違うkbで補うスタイルは、ELPのようで僕は全く響かない曲もあるのですが、効果的に使われたバックに回るメロトロン(弾いてるのはどっち?)とリード楽器のシンセの対比が面白いしメロディーもビートルズ的な英国ロックの王道っぽい。ただ英Warner Brosが再発にあまり積極的ではなかったので一時期かなり高騰してましたが、CD先進国の日本が世界に先駆けてCD化して値段が落ち着いたということもありました。最高傑作という評判の「Bedside Manners Are Extra」('73)のタイトル曲です。ロジャー・ディーンによる千手観音ジャケも有名。

https://www.youtube.com/watch?v=GNyURtd7GeU

 

 

【名曲リレー2286】money#2

■Money Lender / Ian Gillan Band(’77)

ファンキーなジャズロック路線に転じたイアン・ギラン・バンドのセカンドは、レーベルをIslandに移してのもの。日本でも東芝EMIは結構プッシュしてましたが、ハードロックでもなく、ギランのシャウターとしての部分を売りにしてゆくしか仕方ない中かなり健闘。2度の来日で、パープルナンバーを中心に武道館のライヴを2枚作るなど自社レーベルEast Worldを立ち上げてプッシュ。ジョン・ガスタフソン(クォーターマス、ハード・スタッフ、ロキシー・ミュージック)とマーク・ナウシフ(エルフ)のリズム隊は超絶的です。動画はRainbow Theatreでのライヴ。

https://www.youtube.com/watch?v=swql_wVBchc