【オムニバスを聴く日曜】64・Two Rooms:Celebrating Songs Of Elton John & Bernie Taupin(Polydor:84574502-US'92)
エルトン・ジョンと作詞家のバーニー・トーピンのコンビはエルトンの黄金の全盛期に数々の名曲を生み出してきましたが、それをビッグ・ネームがカヴァーした豪華なトリビュートもの。ただあまりに大物ばかり集めたので面白みに欠ける部分はあります。参加してるのは、クラプトン、ケイト・ブッシュ、スティング、ザ・フー、ビーチボーイズ、ウィルソン・フィリップス、ジョー・コッカー。ジョン・ボン・ジョヴィ、ティナ・ターナー、ホール&オーツら。
こういう企画ものにケイトが参加するのは意外でした。大好きな”Rocket Man”をなぞるように歌います。
https://www.youtube.com/watch?v=5agt0cpxsKU
最近不仲が伝えられそれが意外なほど大きなニュースになっていたホール&オーツの”Philladelphia Freedom”は、これほどフィットするカヴァーもないと思ったものです。
https://www.youtube.com/watch?v=5PNmvWdlKVk
フィル・コリンズが歌ったこれも原曲の良さに助けられてはいますが感動的です。
https://www.youtube.com/watch?v=CSMh6QdswtE
【名曲リレー2520】return#2
■Return To Fantasy / Uriah Heep(‘74)
アメリカナイズされた路線が不評だったユーライア・ヒープはゲイリー・セインが病気のため脱退すると元クリムゾンのジョン・ウェットンを加え以前のドラマティック路線で見事復活。「Return To Fantasy」は久々のチャート返り咲きとなりました。シンセに代わってオルガンが復活というのもうれしい所ですが、イギリスだけのヒットとなり、再びアメリカナイズ路線となるのです。
https://www.youtube.com/watch?v=MtvuYAvRqUI
ニルソンが歌った”うわさの男”の作者はNYのグリニッジ・ヴィレッジ周辺で歌ってたフォーク・シンガーのフレッド・ニールで元々はスパンキー&アワー・ギャングが”Echoes”のタイトルでレコーディングしてたものだったといいます。作者ヴァージョンは66年の「Fred Neil」に入っています。
ただいまのBGMはフレッド・ニールの「Fred Neil」('66)なり。ニルソンが歌ってヒットさせた”Everybody’s Talkin’”の作者ヴァージョンを収録。NYのグリニッジ・ヴィレッジ周辺のコーヒー・ハウスで歌ってたフォーク・シンガーで適度にブルージーで浮遊感あります。キャンド・ヒートのアル・ウィルソンのハーモニカがいい感じの”That's The Bag I'm In"です。