Another Days

tomorrow's another day、some say …

渡辺勝、BJ、ケイク

【水曜は和もの70's】2・渡辺勝

初期はちみつぱいに参加していた流浪の勝こと、渡辺勝は76年にビクターのFlying Dogからソロデビューしています。その「僕は白い雲」では日本的な抒情性が僕にはちょっと鼻につく部分もありますが、ラストショウがバックを付けた”流れる白い雲”はなかなか気持ちいい。今となっては古いタイプのsswなんだろうなあとも思いますけど、saxも軽快なこの曲しっとりする村上律のgもいいです。32分57秒から。

https://www.youtube.com/watch?v=oQRjVD8ZWH8

 

【名曲リレー2509】eye#3

■Eyes Of New York Woman / B J Thomas(‘68)

“Hooked On A Feeling”の流れをくむB J トーマスの朗々たる歌声とel-sitarがマッチする名曲。これまたマーク・ジェイムズ曲でこの時期のBJが一番好きです。最高位28位。「On My Way」から。

https://www.youtube.com/watch?v=N7tSD51w5r0

 

風土記】ザ・ケイク

ただいまのBGMはケイクのファースト「More Of Cake Please」('67)なり。ガールグループのブームが終わって久しい67年に出た”Baby That's Me”は、ジャック・ニッチェトジャッキー・デシャノン作の見事なスペクター・イミテーション。その筋では有名な1曲です。グループは、ジーネット(後にクリス・ウッド夫人で、ジミー・マカロックが書いたウィングスの”Medeicine Jar”のヒントになったという人、当然ドラッグで命を落としています)、エレノア(山内テツのソロにも参加したのだとか、ちなみにエレノアの名前はケヴィン・エアーズのファーストに曲名でも使われています)、バーバラの3人。

 

ザ・ケイクは、サイケ時代に仇花のように咲いたウォール・オブ・サウンド・イミテーションの”Baby That's Me”が知られたガール・グループです。ファーストは最初の3曲がドリーミーがガールサウンドであとはサイケ~バロック・フォークとニューオーリンズもののカヴァーでかなり混乱。トラフィックのクリス・ウッド夫人となったジーネット、ケヴィン・エアーズのファーストで”Eleanor’s Cake”のモデルとなったエレノア、バーバラの3人。

https://www.youtube.com/watch?v=vTF4GPJ97Us