Another Days

tomorrow's another day、some say …

エアーズ、ウエルチ

【ケヴィン・エアーズの30曲+】7・Decadance('73)

短命に終わったバンド名を名残惜し気に曲名にした”Decadance”は混とんとしたサイケな音。ヒレッジのクレジットはありませんがどう考えてもそれ風のgが聞かれます。

ちょっとここには入れられませんでしたがR&B風の”When Your Parents Go To Sleep”はリゲットがだみ声で聞かせる名演。ブルージーというかジョー・コッカー的な歌声が印象的です。ともに「Bananamour」から

https://www.youtube.com/watch?v=4TjlhB9nvGg

 

【名曲リレー2149】three#3

■Three Hearts / Bob Welch(’79)

フリートウッド・マックを辞めてソロになって成功したボブ・ウエルチの音楽はマック時代、その次のパリス時代とメロディ的にはあまり変わってないのですが、arrがゴージャスなストリングスを過剰にならしぐっとポップス寄りとなっています。それでもヘヴィでノイジーなgのリフは変わらず、甘めの曲調に苦みを加えてます。セカンド「Three Hearts」のタイトル曲もそう。

https://www.youtube.com/watch?v=Ypq6_9U779Y

 

【先週の読書】

22132■初恋素描帖 / 豊島ミホ(MF文庫)

タイトルはオッサンには恥ずかしいけど、豊島ミホをもう一回読む返すたびにこの人を失った(わけではないだろうけど)のは大きいなあと思います。

22133■イギリス怪談集(河出文庫)

ツイッターでちまちま書いてるのでゆるりと再読。これをオクで落としたあたりから本格的に古典怪談の再読となりました。有名どころでない作家のフォローした充実の1冊。

22134■電子文学列伝 / 長嶋有(講談社文庫)

部分的に面白いけどやっぱりエッセイよりも小説の方が長嶋有も好き。昔のタイトルは「電化製品列伝」でこれじゃなんだかよくわからない。小説に出てくる電化製品を例にとった書評中心。

22135■ホルモー六景 / 万城目学(角川文庫)
鴨川ホルモー」のスピンオフ作品。本編を読んでないと分かりにくいが、読んでるとなかなか楽しくサブキャラの意外な一面がわかります。スピンオフの一つの理想形ではあります。
ラストの”長持ちの恋”の時間SF仕立てに泣けます。

 

月エアーズ火カヴァー水カリスマ木インスト金ブルーズ・ロック土和もの90日オムニ