Another Days

tomorrow's another day、some say …

ボニー、ハンター、クイーン

【水曜の女たち】ボニー(シャーロット・オハラ)

フィル・スペクターのPhillesをメインレーベルとすると、傍流系のPhi-danから出たのがボニー&ザ・トレジャーズの”Home Of The Brave”('65)です。バリー・マン&シンシア・ウェイル夫妻が書いたスペクタータッチのガール・サウンド。ボニーことシャーロット・マセニー(オハラ)とシャーリー・マシューズ&クライディー・キングのセッションシンガーを加えた架空のガール・グループです。prodはパレードのジェリー・リオペル。65年に77位まで上がりましたが、競作となったジョディ・ミラーのヴァージョンの方がヒット(22位)しています。

でもって”Hold Me Tight”('64)のトレジャーズ(アンダーズ&ポンシアによる架空のグループ)はボニー&トレジャーズとは別物らしいです。こちらも傍流系のShirleyからのリリースでした。

さてボニーはこの年にドリーミーな”Close Your Eyes”を出しています。こちらもジェリー・リオペルがらみの名曲でスペクター直系のWall Of Soundです。情報がなかった頃ソフトロックのウェンディ&ボニーと関係あるのかなあと思ってました。

 

【名曲リレー2649】got#3

■A Man’s Got To Do / Hunter(’77)

当時渋谷さんの「ヤング・ジョッキー」でかかって気に入ったハンターの“A Man’s Got To Do”。ラリー・ペイジのPenny Farthingからのリリースでビクターから「威風堂々」という邦題で出てます。メロディアスなポップ・ロックなんですがどういう路線で行こうとしたのかは不明。少なくともビクター側は新種のハードロックとして売ってゆきたかったようです。中心人物のレス・ハント(g.ds,vo)はNWOHMのディーモンにも加わるそうな。

https://www.youtube.com/watch?v=Gstc_MH1aAE

 

ただいまのBGMはクイーンの「News Of The World」('78)なり。当時百姓一揆的な~とラジオで誰かが言ってた”We Will Rock You”で始まるこのアルバムがこんなにブレイクするとは思ってませんでした。一番好きなのは「Jazz」ですけど、曲単位ではジョン・ディーコンが書いた”Spread Your Wings”で歌詞もグッときます。