Another Days

tomorrow's another day、some say …

スティーヴィー、BOA

【月曜はスティーヴィー・ニックスの40曲】7・I Can't Wait('85)
40曲選ぶんですから辛いコメント入れたい曲もセレクトしてます。エレクトロニックなダンスビートがあふれた85年の「Rock A Little」はサードソロで、トレンドの80年代型ロックとリンクした1枚。"I Can't Wait"はサンプリングも全開で今聞くと懐かしさと苦々しさが混在します。85年というと個人的にリアルな音楽から離れてしまいましたが、こういうスティーヴィー(メイクもヘアスタイルも、同時期のハートみたいでヘンです)はあまりキョーミなかったなあというのが本音でした。マドンナみたいなPVに出てくるダンサーは、弟クリストファー、シャロンとロリのいつものお抱えコーラス隊にミック社長!

【名曲リレー2388】when#2

■When Electricity Came To Arkansas / Black Oak Arkansas(‘71)

電気がアーカンソーにやってきた頃、なんて人を食ったような自虐的なタイトルで、イントロにサンタナウッドストックの映画みたいなチャントがあってやっと演奏が始まるサザンロック。ブラック・オークはvoの下世話な感じばかり語られますが、実はかなり計算されているクレヴァーなバンドだと思います。71年の「Black Oak Arkansas」から。

https://www.youtube.com/watch?v=L-ycFgc6XMA

 

【先週の読書】

この夏の星を見る(辻村美月、角川書店)は別で書いたんで割愛

ダーク・ナンバー(長沢樹早川書房)はダブルヒロインの警察小説。刑事が出てくる話が好きですが、すべてが好きというわけではないです。軽いヤツ、あまりにスーパーヒーローなやつはちょっと無理。お初の長沢樹ダブルヒロインもの~分析捜査官渡瀬敦子&東都放送外信部デスク土方玲衣~は、きっちり書き込まれ読むのに時間がかかるのは高村薫級かもしれません。連続放火事件と連続ひったくり事件が意外な連鎖を呼ぶスケールの大きな話。シリーズ続編もあるのでまた読んでみたいです。

娼年」のスピンオフ作品を含む石田衣良の「初めて彼を買った日」(講談社文庫)は、性愛小説集。究極のフェチといった感じの「黒髪クラブ」にはびっくりでした(全然ピンとこないけど)。