Another Days

tomorrow's another day、some say …

シャム、リッキーリー

【金曜はザ客演】The Kids Are United / Sham 69 featuring Steve Hillage(g)

先日「プログレッシヴ・ロックは実はパンク世代のミュージシャンの本当の敵ではなかった」みたいな記事を読みました。つまりパンク・ニュー・ウェイヴの仮想敵としてダイナソー・ロックといわれたヴェテランのハードロッカーやプログレ・アーティストが槍玉にあげられていたけれど、実際彼らはダイナソー・ロックの連中をリスペクトしていたというもの。という話で思い出すのが78年のレディング・フェスで観客同士がもめたシャム69のこと。ライヴ動画でははっきりと映していませんが明らかにメンバーとは違う髪型のgtrがパンク曲”The Kids Are United”の中で雄弁なフレーズを弾きまくります。これがスティーヴ・ヒレッジで、同じVirginのアーティストのペネトレーションを見に来て飛び入りでステージに上がったという話も伝わっています。曲の後半でパンクスたちのもめ事があって、ジミー・パーシー(vo)が泣きながらキッズたちよ連帯しろ!と歌うシーンは有名なエピソードでした。

https://www.youtube.com/watch?v=dPkt-JS_jDA

 

【名曲リレー2329】slow#3

■Woody & Dutch On The Slow Train To Peking / Rickie Lee Jones(‘81)

 リッキー・リーのセカンド「Pirates」の中のとびっきり楽しいナンバー。跳ねるバンドの息遣いがダイレクトに伝わってきます。デイヴィッド・サンボーン、トム・スコット、ランディ・ブレッカーという大御所が加わったホーンズもいいですがもうイントロのチャック・レイニーのbassにしびれます。

https://www.youtube.com/watch?v=ar0YRTo-PZs

ユーリズミックスの”There Must Be An Angel”でもそうですがスティーヴィー・ワンダーの吹くハーモニカって独特のトーンですぐわかりますね。プリンスが曲を書いたチャカ・カーンの84年のヒット”I Feel For You”はヒップホップ的な要素も交え一気に聞かせます。

https://www.youtube.com/watch?v=YW0sxgYAmLM

 

 

 

 

【名曲リレー2328】slow#2

■Let’s Do It Slow Motion / Levon Helm(’78)

スーパー・バンドのRCO All Starsはやはり長続きせずダック・ダンのprodでMG’sの面々やマッスル・ショールズでのレコーディングを重ねたセカンド「Levon Helm」からのナンバー。ストレートな白人R&Bといった曲が並んでいて通して聴くと僕なんかちょっと息が詰まる部分もありました。”Let’s Do It Slow Motion”はラティモアの作品。

https://www.youtube.com/watch?v=zW8wQEVzLoI