Another Days

tomorrow's another day、some say …

リヴォン、アシュ

【金曜はザ客演】Sing Sing Sing / Levon Helm&RCO All Stars featuring Robbie Robertson(g)

昨日の朝入ってきたザ・バンドのロビー・ロバートソンの訃報はびっくりでした(バンド活動時から一番長老顔のガース・ハドスンが最後の生き残りメンバーになって意外といえば意外でした)。ロビーが参加したザ・バンド以外の活動はprodも兼ねたジェシ・ウィンチェスターやハース・マルティネスやザ・バンド全面参加のクラプトンを除くと意外と少なく、カーリー・サイモンジョニ・ミッチェルのはお遊び風なんで、犬猿の仲と後にいわれた盟友リヴォン・ヘルムのRCO All Starsとのアルバム('77)に1曲参加。アール・キングのニュー・オーリンズものの”Sing Sing Sing”で、ポール・バタフィールドのharpとの絡みが美味であります。

https://www.youtube.com/watch?v=jYrl5rkSr0w

 

【名曲リレー2385】king#3

■King Will Come / Wishbone Ash(’72)

アッシュの屈指の名作「Argus」から。こういう物語性のある曲を聞くと彼らをプログレ枠に入れたくなりますね。テッド・ターナーとアンディ・パウエルの美しい旋律の2本のgをフィーチャーしたアーサー王の物語です。

https://www.youtube.com/watch?v=Tna0Mmu1XlI

 

ジョージ・ハリスン没後1年のトリビュート・コンサート「Concert For George」(02/11/29@Royal Albert Hall)が20年たって劇場で公開されるということで伏見ミリオン座で見てきました。通しでちゃんと見るのは初。まず今のオリヴィア(夫人)とダーニ(息子)のコメントがあって本編スタート。時系列では、1部がラヴィ・シャンカールと娘のアニューシュカ(sitar)のインド軍団によるもので、映画では途中に挿入されます。そのとモンティ・パイソンによるコントがあって第2部がスタート。基本線はエリック・クラプトン(g,vo)、ジェフ・リン(g,vo)、ビリー・プレストン(kb,vo)、ジム・ケルトナー、ヘンリー・スピネッティ(ds~スキンヘッドで誰かわからなかった、元ハードの人、クラプトンバンドでは「Another Ticket」期のds)、アンディ・フェアウェザー・ロウ、アルバート・リー、マーク・マン(g~元オインゴ・ボインゴ、随所でジョージ風のスライドを披露。陰の立役者だと思います)、デイヴ・ブロンズ(b)、ゲイリー・ブルッカー、クリス・ステイントン(kb)、レイ・クーパー(perc)、ケイティ・キッスーン、テッサ・ネイルズ(vo)のバンドで、これにトム・ペティ&ハートブレイカーズ、ジョー・ブラウン、サム・ブラウン、リンゴ・スターポール・マッカートニーらがゲストで加わって歌う構成。ほぼ満遍なくカメラはとらえ、ジュールズ・ホランド(kb~元スクイーズ)やジム・キャパルディ(perc)、クラウス・ヴーアマン(b)もちゃんと映ります。難を言えば字幕による紹介があればもっとよかったかも。あとモンティは歌詞に字幕要ります、ゼッタイ。ビートルズのジョージ曲を中心にしながらソロの有名曲もフォロー。ビートルズよりも上の世代のヴォードヴィル調のsswジョー・ブラウンの存在がユニーク。サムはこの人とヴィッキー(元ブレイカウェイズ)の娘で、ヴィッキー死後、ジョーが再婚したのはスティーヴ・マリオット夫人だったマノンでジョージがすごく喜んで媒酌人をやったなんて話もあります。あと今回気づいたのはハートブレイカーズのgにジャクソン・ブラウンのバンドでgを弾いてたスコット・サーストンがいたことも新たな発見でした。下の動画は映画とは別物で、ブルッカーが歌う”Old Brown Shoe”やリンが歌う”Give Me Love”、”Wah Wah”は映画本編ではカットされてます。