Another Days

tomorrow's another day、some say …

 

【セカンド・アルバムの1曲目】#13

All Your Love / John Mayll & The Bluesbreakers('66)

66年に出たブルーズブレイカーズのセカンド「The Bluesbreakers」は全英6位まで上がったと言います。いくらブルーズのブームとは言えすごい。クレジットはジョン・メイオール&ザ・ブルーズブレイカーズ・ウィズ・エリック・クラプトン、としっかりECの名前も入ってます。ヤードバーズを抜けてもっとブルーズがやりたくてブルーズ学校入りしたのですが、この歴史的1枚を出してクリームを組むことになります。A1の”All Your Love”はオーティス・ラッシュのカヴァーです。

https://www.youtube.com/watch?v=rUUEtCBhn_Q

Shadow Captain / Crsby Stills & Nash('77)

CS&Nのセカンドとなると77年の「CSN」になります。A1はシングルになった”Shadow Captain”でクロスビー作品。ハーモニーを生かすための控えめなバッキング(ラス・カンケル=ジョージ・ペリー=ジョー・ヴァイターリ)も心憎いです。

https://www.youtube.com/watch?v=qghrZ0AMIPs

Message In A Bottle / The Police('80)

ポリスと言えば、スティングとスチュワート・コープランドの不仲の事ばかり書く人がいますが、面白いのかねえ、そういうの。「Regatta De Blanc」('80)はちょうど初来日と重なってたんで思い出深いです。まだホワイト・レゲエとか言われてた頃でがありますが、A1はシングルになった”Message In A Bottle”。ライヴでは崩して歌われますが、スタジオ盤では割とカチッとしたポップ曲としてアレンジされてます。全然目立ちませんが、隙間を縫うようなアンディ・サマーズのgもいいです。

https://www.youtube.com/watch?v=MbXWrmQW-OE

 

Sea Song / Robert Wyatt('74)

後にティアーズ・フォー・フィアーズもカヴァーしたロバート・ワイアットの”Sea Song”は、セカンド「Rock Bottom」のA1。事故で車椅子生活となってしまったワイアットはドラマーとしてではなく唯一無比のvoを生かした鍵盤奏者として再生。このアルバム全体を覆う心がざわつく「不安感」は大いに魅力です。ここではキャラヴァン~ハットフィールズのリチャード・シンクレア(b)がサポート。

https://www.youtube.com/watch?v=KgE8qoH_x7s

 

Good Lovin' Gone Bad / Bad Company(')

フリーから派生したバッド・カンパニーはブルーズとR&Bをベースにしながらもっと現代的なロックンロールを展開。個人的にベストの1枚と思ってるセカンドの「Straight Shooter」のA1が”Good Lovin’ Gone Bad”です。モット・ザ・フープルからやってきたミック・ラルフス(g)も活躍するナンバーです。

https://www.youtube.com/watch?v=OgKZcHntbT8

 

80年のパット・ベネターのセカンド「Crime Of Passion」のA1が”Treat Me Right”。このアルバムから先行シングルで”Hit Me With Your Best Shot”がヒットしていますが、同じような路線のロック・ナンバーで、60'sにはクリアライトにいたダグ・ルーバンとベネターの共作だと今知りました。

https://www.youtube.com/watch?v=mjqbKmt0CTk

 

フリートウッド・マックの活動と並行してソロ活動も成功を収めたスティーヴィー・ニックスはソロではマック以上にロック色を強めています。83年の「The Wild Heart」のA1のタイトル曲。元々はマックの「Mirage」に入った"Can't Go Back"オケを使った全く別曲だったそうですが、結局"Can't"はリンジーが別の歌詞で完成させ、こっちはスティーヴィーのソロに生きたとのこと。

https://www.youtube.com/watch?v=sVz1e6gzH3Q

https://www.youtube.com/watch?v=S2rOh6dCwao

https://www.youtube.com/watch?v=sVz1e6gzH3Q