Another Days

tomorrow's another day、some say …

ニックス、ポリス

【月曜はスティーヴィー・ニックスの40曲】1・Rhiannon('75)

マック初参加となった「ファンタスティック・マック」の中でスティーヴィーを印象付けたこの曲は、ウェールズの魔女についての歌だといつも歌う前のMCで話してました。元々は”I Don't Want To Know”や”Monday Morning”同様、リンジーと組んでたバッキンガム・ニックス時代のナンバーだった事が復刻された75年のバッキンガム・ニックスのラジオ音源で知りました。クリスティンのエレピで始まり(途中ソロがあります)ブルーズっぽい展開になるわ、スティーヴィーのダンスがあるわと意外とこってりの内容で76年あたりまでステージのハイライトでした(ミック社長はこのスティーヴィーのパフォーマンスを悪魔祓い(exorcism)と呼んだそうです)。「ファンタ」からの3枚目のシングルで最高位11位(edited verです)。

https://www.youtube.com/watch?v=2b9BpunsVmo

https://www.youtube.com/watch?v=nDHpcnHGYkM

【先週の読書】

 
P.K.ディックに第2次世界大戦で日本が勝った<もう一つの世界>の話がありましたが、「五分後の世界」(村上龍幻冬舎文庫)は、日本は全面降伏せず今もゲリラ的の戦いを続けている<五分後の世界>の話。暴力描写、戦闘描写が延々続き、ああこれが村上龍の世界だったなあ、と久々に思い出しました。代表作名前はいろいろ知ってるけど未読作品も多いのでまたチャレンジしたいです。解説の「読物と小説の違いの話」はなかなか面白い。読中愉しんで読後何か新しい行動を欲しないのが「読物」、読後何かをはじめからもう一度やり直したくなる衝動に駆られるのが「小説」とのこと(1994)。
冷戦が終わるとストレートなスパイものはリアリティに欠け絵空事になりましたが(シン冷戦の今は、またちがうのでしょうが)、両者のひそかな対立が続く80'sにもこういうのが書かれました。「樹海戦線」(J.C.ポロック、ハヤカワ文庫NV)は、元グリーンベレー隊員でCIAにやとわれ仕事をした経験もある主人公が元上官から呼び出され、重要な写真を見せられる直前に襲撃される。辛くも生き延びるものの、ソ連の特殊部隊精鋭に狙われ、迎え撃つ冒険アクションもの。主人公、CIA時代の上官、KGBの二重スパイ、ソ連の軍人と様々な視点で書かれてるのが面白くそしてラストは苦いです(1988)。

 

 

【名曲リレー2346】finger#2

■Wrap Around Your Finger / The Police(‘83)

ローソクで囲まれた場所で演奏するPVが印象的だったポリスの「Synchronicity」からの曲。この大ヒットアルバム、実はちゃんと聞いたことないのですが、当時ラジオでもガンガンかかってて聞いたような気分になってたことは事実。昔はシンプルなビートバンドだったとは思えないくらい技巧的音楽的になっています。

https://www.youtube.com/watch?v=svWINSRhQU0