【土曜は和もの80's】松田優作
ゴールデン・カップスのエディ藩が書いた”横浜ホンキー・トンク・ブルース”は松田優作や原田芳雄のカヴァーが有名です。60'sから続いたブルーズ・ベースのロックを、80'sになってもかたくなに守ったような曲。松田も原田も本職は役者で歌は余技(とてもそうは聞こえないのですが)というのが面白い。松田優作の80年の「Touch」に入ったヴァージョンで親しんでました。この動画はエディ藩グループをバックにした「夜ヒット」から。短めの編集がもったいないなあ。
https://www.youtube.com/watch?v=QVP3kynBvo4
【名曲リレー2014】away#2
■Throw Away / Denim(‘77)
まるでsteel-g抜きのポコやん!という感じのデニムは、テキサス出身でコロラドに移り住んだという4人組。77年にEpicからジョン・ボイランのprodででびゅーしていますが、ハーモニーを生かしたキャッチーなポップロックは「Legend」でブレイクする直前のポコを思い出します。
最初にsteel-g抜きと書きましたがへ行ってる曲もあるよう。力強い“Throw Away”です。
https://www.youtube.com/watch?v=5GpHe6kLaNw
【新・私を形成する100本の映画】#18 野獣死すべし(’80日本)
松田優作はその死後神格化された部分が多大にあるでしょうが、ここでの鬼気迫る演技(作品の出来はともかく)はすごい。「ディア・ハンター」の流れにあるのか、リップ・ヴァン・ウィンクルの話をしながらのロシアン・ルーレットのシーンは圧巻(「こびと」を「こいびと」と言い違えたままのカットが採用になっているのはなぜ?)だが、ランボー(?)の詩の朗読やら、いろんな解釈を呼んだラストシーンなど難解な部分も多いのです。小林麻美の登場はサービス・ショットに近く、演技稚拙だけど美しい。原作は大藪春彦でかつて仲代達矢が演じた伊達というキャラクターを松田は戦場カメラマン出身という設定にして、インドシナ戦争の過酷な体験がゆえに完全犯罪をもくろむようになったと解釈しています。室田日出男、鹿賀丈二も好演。監督は村川透です。「蘇る金狼」とよく間違えるのですが… あえてこの写真。あとレコード売り場のシーン(銀座ヤマハらしい)にからむtweetをコメント欄に貼りました。