【土曜は和もの80's】Phew
トリオ傘下のPASSレーベルは日本初の本格的なオルタナティヴな音楽のレーベルでした。80年の第1回リリースの1枚が後にアーント・サリーのPhewが坂本龍一とコラボした呪いのような”終曲(フィナーレ)”でした。当時のリアルのロック・リスナーとしてトレンドだったニュー・ウェイヴを押さえておくのも「たしなみ」として普通の事でした(好き嫌いは別に)。
https://www.youtube.com/watch?v=fCkoAOigoXY
【名曲リレー2007】once#3
■For Once In My Life / Stevie Wonder(‘68)
60’sのスティーヴィー・ワンダーはMotownにコントロールされ自由に好きな音楽を作れませんでしたが、制約の中でももちろんいい曲たくさんあります。“For Once In My Life”は若々しい歌声が印象的な大好きな曲。僕が最初に聞いたのは佐野元春の「サウンドストリート」のGood Old Songs特集でした。あの時代(80’s)こういうラジオのプログラムが地方に住む音楽ファンの興味を広げてくれたものでした。
https://www.youtube.com/watch?v=imsB543zqSM
【新・私を形成する100本の映画】#12 ヒポクラテスたち(’80日本)
自身も医学生だった大森一樹監督の初期傑作。医学部の臨床実習生たちによる群像青春劇。今見ると赤面しそうな「青さ」がありますけど、結局は何度も何度も見直すことになります。古尾谷雅人(どうして自殺してしまったのだろう)の住む寮の面子が強力で、内藤剛志、小倉一郎、阿藤海、斉藤洋介、金子吉延(青影だ!)とこれだけで1本映画が作れそう。他には柄本明、光田昌弘、狩場勉、西塚肇、真喜志きさ子、草薙幸二郎、絵沢萌子、森本レオ、手塚治虫、北山修(自切俳人として)、原田芳雄、渡辺文雄、鈴木清順ら。伊藤蘭はキャンディーズ解散後初の大きな仕事だったと記憶しています。「アメリカン・グラフィティ」風の「その後」が悲しくも印象的でした。ATG作品らしからぬ親しみやすさがありました。