Another Days

tomorrow's another day、some say …

*コットン、コットン

【日曜は20人のポール】#20 ポール・コットン
 
20人目はポール・コットン
最後は今年惜しくも訃報が伝えられたポール・コットン。ジム・メッシーナの後任としてポコに加わった元イリノイ・スピード・プレス出身のgtr。とりわけリッチー・フューレイが辞め4人組時代にバンドを引っ張っていったのは間違いなくポールです。ティモシー・シュミットとジョージ・グランサムが辞めた後ラスティ・ヤング(くしくも今年お亡くなりに)と共にバンドをポップ路線に導きヒットさせました。イリノイ・スピード・プレス時代の”Bad Weather”をポコでカヴァーし、それは初参加となった「From The Inside」に入ってますがソロになって2枚目の「Firebird」('00)でも再演しています。客演のsteelはラスティでした。
 
 
 
【名曲リレー1769】heart#2
■Before My Heart Finds Out / Gene Cotton('78)
ジーン・コットンはオハイオ出身のフォーク系のsswですが、かなりポップス寄り。そのためsswファンの間でもまともな評価はないのが残念。この”Before My Hearts Finds Out”は”心の扉を開く前に”という邦題の最大のヒット曲(#23)でsswのランディ・グッドラムの作品。日本ではビクター(Ariola America)からシングル出ましたが「Save The Dancer」というLPは出なかった模様、爽やかな曲調で好きです。
 
【FC】
80’sにはラーセン=フェイトン・バンドで人気だったニール・ラーセン(kb)は、ロックとソウル、ジャズの境界にあるような音楽をずっと作り続けた人です。クロスオーヴァーなんて言葉がなかった頃L=Fバンドの前身であるフル・ムーンで活動を始め、78年にA&M傘下のレーベルHorizonから出した「Jungle Fever」は当時のトレンドだったクロスオーヴァーフュージョン)な音でした。その前年に参加したグレッグ・オールマンのソロ「嵐」でもそのテイストはいかんなく発揮されておりました(急に都会的になってびっくりしました)。“Red Desert”はクールなインストです。