Another Days

tomorrow's another day、some say …

バーズ、MSG

【月曜はバーズの30曲】11・Eight Miles High

「The Fifth Demension」に入ったヒット曲で当時はラーガ・ロックと呼ばれたそうです。今聞くとそんなにインド的には聞こえないんですが、ジョン・コルトレーンからの影響も大きかったのだとか。時代ですねえ。クラレンス・ホワイトが加わるころになるとソロを盛り込んだインストとして長尺ヴァージョンがステージで演奏され、喜ぶ人と早く終わんねえかなあという人に分かれました(^^)まあ10分ぐらいなら我慢してみましょうとということでフィルモアの70年のライヴ動画を貼ります(スタジオ・ヴァージョンはコメ欄へ)スキップ・バッティンとジーン・パーソンズのソロは結構辛いですが。

https://www.youtube.com/watch?v=2ymkBEhdHBE

 

 

【名曲リレー1967】ready#3

■Armed And Ready / Michael Schenker Group(’80)

たまにはらしくない曲を。UFOに出たり入ったりしながら結局は独立したマイケル・シェンカーの自身のバンドを率いての80年作から。当時新たなギターヒーローの誕生として日本でも大きく注目され。ラジオでもよくこの”Armed And Ready“や”Into The Arena“は流れてました。Voはゲイリー・バーデン、モ・フォスター(b)、サイモン・フィリップス(ds)というヴェテランにリズム隊を任せ骨太のハードロックを展開。ロジャー・グローヴァーのprodです。しかしこんなに体をゆすってgを弾きまくるハードロック系のgtrは珍しかったかも。

https://www.youtube.com/watch?v=epSrddf65N0

 

【先週の読書】

22065■バスジャック / 三崎亜記(集英社文庫)
「奇妙な味」というか「シュールな日常不条理SF」的な印象が強かった頃の三崎さんの初期短編集。久々の再読でした。家々の2階に扉が付いた世界の話「二階扉をつけてください」、動物園にて動物を演じる職業の女性を描いた「動物園」が面白い。やや作風は違いますがハートウォームな中編「送りの夏」は三崎さんの代表作長編「失われた町」の世界を思い出します(2005)。
22066■なめくじに聞いてみろ / 都築道夫(講談社文庫)
別で書いたんで割愛
「MOE」に連載された、佐藤さんのデビュー作。原石っぽい所は魅力ですが、後年の語り口の上手さみたいなものはまだまだ(エラそうですいません)。
22068■シャドー81 / ルシアン・ネイハム(ハヤカワ文庫NV)
77年に新潮文庫からでたほとんどこれ1作の人(しかも日本でのみ評価)、軍用機で外からジャンボ機をハイジャックさせるエンタメ小説で、これが早川や東京創元社徳間書店ではなく一般文芸書の新潮社からしかも文庫オリジナルで出た事、ちょっとしたベストセラーになったことも含めこのジャンルに一般の出版社が参入するきっかけとなったエポック・メイキングな作品なのだとか。そういえば昔北上次郎さんほめてらして読んだこと思い出しましたが内容は全く忘れてました(1977→2013)