Another Days

tomorrow's another day、some say …

ストロングボウ、ZZ

【月曜日はじっくりきこう】Strongbow / Strongbow('75)

年末に参加させてもらったたるさんのハードロックのグループで取り上げられてたストロングボウの唯一作をつべで聞いてみました。オハイオ出身の5人組ハードロックで、Buddah傘下のSouthwindというレーベルから75年に唯一作「Strongbow」を出しています。ジョン・ダーソ(b)、デイヴィッド・スミス(ds)、マイケル・ショートランド(g)、ジョン・ステルツァー(kb,fl,vo)、ビル・ベンダー(vo,kb)という編成からわかる様にkb類が前面に出たプログレ・ハード的な世界観を提示。この傾向はA面で強く、10分過ぎからの”The Only One Around”はなかなかの大作だと思います。ただ曲の魅力にイマイチかけるのはいかんともしがたいかな。これくらいのバンドは当時アメリカには無数にいたのだろうなあと想像します。70's初めの英プログレがまいた種は時間差で全米各地で目を出し、という時期ですね。

https://www.youtube.com/watch?v=So1TsRx1dJ4

【名曲リレー1852】Blues#3

Blue Jean Blues / ZZ Top

ZZ トップの「Fandango!」は片面ライヴ片面スタジオの変則的な構成です。この”Blue Jean Blues”はスタジオサイドのB面に入った陰鬱なブルーズ。こういうピーター・グリーン時代のマックのようなホワイト・ブルーズを聞くとテキサス出身でサザンロック的なムードのこのバンドも英国ロックの影響下にあることがわかります。

https://www.youtube.com/watch?v=b76kjd5nvMg

 

【先週の読書】

お好きな方には申し訳ないですが、「カフカ」と並んで好きでないハルキ作品。久しぶりの再読でしたが印象は変わらず。我慢して最後まで読みましたが飛ばし読みしちゃう場面も。名古屋を舞台にした場面はかなり真実に近い描写ありますが(^^) 平均的に「好きな作品」を書く作家さんと作品ごとに「好き嫌い」の振れ幅の大きい作家さんがいますが、ハルキ氏は僕の場合後者になりますね!(2013)。
22003■機龍警察・白骨街道 / 月村了衛早川書房
機龍警察シリーズ第6作は、クーデター直前のミャンマーを舞台に、特捜部の機龍使い3人が出張する現代のインパール作戦のくだりと国内で特捜部に対する陰謀が渦巻くさまを交互に描く力作です。若干劇画感、わかりやすさを増してる感もあります。変則警察小説としても十分楽しいです(2021)。
22004■夜の旅その他の旅 / チャールズ・ボーモント(早川書房)
詳しく書いたんで割愛。
22005■エディプスの恋人 / 筒井康隆新潮文庫
七瀬シリーズ第3弾。前作「七瀬ふたたび」で消息を絶った七瀬が生きていて高校の事務をしているというのはびっくりでしたが、これって009のようにラヴコールで復活したんでしょうか?最後は精神SF的な話になっていて煙に巻かれます(1981)。