Another Days

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JG

【金曜はジェームズ・ギャングの世界(新)】#1Yer Album('69)

以前のネタの再録+なのですがジェームズ・ギャングの長いようで短かった歴史を振り返ってみます。西部時代のジェシー・ジェイムズの強盗団をバンド名にした3人組でオハイオ周辺で結成されたのが68年。ABC傘下のBlueswayから69年に「Yer Album」でデビューします。当時のメンツはジョー・ウォルシュ(g,kb,vo)、トム・クリス(b)、ジム・フォックス(ds)の3人でprodはビル・シムジクで当時はBB・キングを手掛けたABCの社員でした。このアルバムは基本線はハードロックなんですが、空間的な広がりのある”Take A Look Around”、アコースティックな”Collage”、バファロー・スプリングフィールドの”Bluebird”やヤードバーズの”Lost Woman"のカヴァーなど多彩です。とりわけ”Lost Woman”はザラッとした長尺のハードロックで、当時ヤードバーズは米ではガレージ系だけでなくハードロックとしても聞かれてたことがわかります。これ1枚でバンドを去るクリスのbassソロも聞かれます。と書きながら貼るのはデビューシングルとなった"I Don't Have The Time"。ベスト盤などからも漏れることが多いのですがなかなかキャッチーでコンパクトにまとまってます。但し売れませんでしたが(#83)。

https://www.youtube.com/watch?v=88B3LeiUXm0