Another Days

tomorrow's another day、some say …

ウィングス、ゴールディ、ブルフロッグ

【水曜は70'sポール】6・London Town('78)
 
再びトリオに戻った第5期ウィングスは、第3期と同じ、夫妻にデニー・レインというラインナップ。但しヴァージン諸島の自前のヨット内に作ったスタジオで行われたレコーディングには、ジョー・イングリッシュとジミー・マカロックは参加しています。ここで録音された「London Town」は英国調の作風です。"ロンドンの薄汚れた地面に銀色の雨が降り注ぐ~”という歌いだしが印象的なナンバーですがあまりゆったりしすぎで、しかもこれが1曲目なのはどうか?と思いますが。
 
 
【紫一家の50曲】37・Bullfrog / Green Bullfrog('71)
 
パープルの活動の合間にデレク・ローレンス(prod)主導で製作されたジャム・セッション・アルバム「Green Bullfrog」('71)にリッチー、ペイスが参加しています。メンバーは皆変名で、アルバート・リー、ビッグ・ジム・サリヴァン(g)、トニー・アシュトン、マシュー・フィッシャー(kb)、チャス・ホッジズ(b)、アール・ジョーダン(vo)というラインナップ。この曲ではサリヴァン、リー、ブラックモアの順にソロを取るのですが、まあ似たようなトーンですこと(^^) 60'sのセッション仲間が久々に集まってあの頃を思い出してる感じです。
 

 

Green Bullfrog

Green Bullfrog

 

 

 
【名曲リレー78】hard#3
 
■A Hard Day's Night / Goldie Hawn ('98)
 
女優ゴールディー・ホーンが、70'sに残した唯一のアルバムが、72年にRepriseから出した「Goldie」です。音楽ファンがこのLPを探し求めるのは、ソフトフォーカスのゴールディーのジャケットによるものではなく、Warner/Repriseのスタッフが総力を結集したバーバンク・サウンドの70'sヴァージョンだからでしょう。そもそもバーバンク・サウンドとは何ぞや?という問いは、僕には荷が重いのですが、ロックテイストのノスタルジックなサウンドが、Warner Brosの本社のあったバーバンクをもじっていつしかこう言われるようになりました。代表選手はヴァン・ダイク・パークスでありハーパース・ビザールです。さてドリー・パートン、ドノヴァン、ポール・ストゥーキー、ヴァン・モリソンジョニ・ミッチェルらのカヴァーが詰まったこのアルバムですが、バーバンク・サウンド云々といわれるのは、ビル・モンロー、トラヴィスエドモンソン、テンパランス・セヴンといったロック以前の楽曲のセレクトにあります。こう言ったナンバーは、正直僕の100パーセント好みとは言えないのですけど。とここまで書いといて紹介するのはこのアルバムからではなく、ジョージ・マーティンの「In My Life」('98)からのあの曲。ノスタルジックなジャズ路線でセクシーに歌われます。