Another Days

tomorrow's another day、some say …

アートウッズ、アル・クーパー、パワステ

【紫一家の50曲】32・Goodbye Sister / The Artwoods('65)
 
パープル以前にジョン・ロードが参加してたのがアートウッズです。ロン・ウッドの兄アート・ウッド(vo)、後に自身のバンドを組むキーフ・ハートレイ(ds)、コリン・ブランストーンのバンドに参加するデレク・グリフィス(g)ら5人組。64~67年まで活動したR&Bスタイルのバンドでモッズ系のバンドではそこそこ知名度はあったと思われます。かつてのパープル本には「あくまでも当時ブームであったR&Bをやっていた幾千幾万のグループの1つにすぎないのである」と書かれてますが、60'sものを真摯に聞きはじめるとどころがどうして結構重要なバンドである事がわかります。DeccaやParlophoneに数枚のシングルとLP1枚をリリース。一番好きな曲はいつも貼ってるので今日は別曲で。"Goodbye Sister"はロードのorganソロもあります。
 

 

100 Oxford St.

100 Oxford St.

 

 

 
 
【金曜はオルガン三昧】アル・クーパー
 
日本でも高い評価が信じられないくらい本国でのアル・クーパーの評価は低かったのですが、最近ではそうでもないようです。日本ではオルガン奏者というよりはサウンド・クリエーター。60'sは裏方として作曲家、アレンジャーとして活動、ブルーズ・プロジェクトからBS&Tの結成にかかわり、マイク・ブルームフィールドとのスーパーセッションで仕掛け人として名前を売り(日本での知名度はやはりこのフィルモア関連の仕事が影響しているのか)、一連のソロをリリース。オルガン・ロックというよりはメロトロン大フィーチャーの名盤として知られた「New York City」の独特のペシミズムも日本人にフィットするのでしょうか?ここではやや古臭い感じはありますがライヴ版スーパーセッションの趣もある「フィルモアの奇跡」からザ・バンドのカヴァーです。
 

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【名曲リレー784】some#2

 

■Some Like It Hot / Power Station(‘85)

 

デュラン・デュランの2人がロバート・パーマー(vo)、シックのdsと組んだのがパワー・ステーションで、折からのブリティッシュ・インヴェイジョンの波に乗ってブレイクするも、ツアーの際はパーマーはソロを優先し、シルヴァーヘッドのマイケル・デ・バレスがvoで参加するという大人の事情でした。けれどパーマーが優先したソロから“Addicted To Love”の大ヒットも生まれめでたしめでたしだったのです。“Some Like It Hot”は85年のアルバムからのシングルで、タイトルはモンロー映画「お熱いのがお好き」からとられています。今聞いても重くかっこいい。

 


The Power Station - Some Like It Hot