Another Days

tomorrow's another day、some say …

フェノメナ、ロス

【紫一家の50曲】36・Believe / Phenomena featurig Glenn Hughes('85)
 
トラピーズ~ホワイトスネイクのメル・ギャレイの弟のトム・ギャレイが、85年に企画したメロディアス・ハード系のプロジェクト。ギャレイつながりでグレン・ヒューズ(vo)が参加。他にはニール・マレイ(b)、コージー・パウエル(ds)、テッド・マッケンナ(ds)ら、準紫一家が参加しています。ファンキー・グレンは当時封印されてたのかAORとかパワーバラードの世界にも近いです。リリースは当時ガールスクール、モーターヘッドなどを出していたBronzeから。サスペリアダリオ・アルジェント(伊)監督の同名ホラー映画(ジェニファー・コネリー主演)のサントラはこのフェノミナがやってるのだと思ってましたがまったく別物でした。
 
 
【火曜はカヴァー曲のカ】Cat Food
 
これは元のクリムゾン曲そのものがジャズっぽい趣なので、それをなぞったような解釈ですけど、アニー・ロスという人はジャズ系の人らしい(門外漢ゆえ全く知らないのですけど)。71年のライヴ盤なんで、結構早い時期のカヴァーかもしれません。
 
 
【名曲リレー788】hard#2
 
■Hard Pill To Swallow / Keef Hartley Band('72)
 
キーフ・ハートレー・バンド6枚目は72年にDeramからリリースされた「Seventy Second Brave
」です。前作「Little Big Band」を最後にミラー・アンダーソンが脱退ヘムロックを結成した為、若干のメンバーチェンジが行われています。メンバーはハートレー(ds)、クリス・マーサー(sax~ジューシー・ルーシー)、ゲイリー・セイン(b,vo~ユーライア・ヒープ)、ピート・ウィングフィールド(kb.vo~ジェリーブレッド)、ジュニア・カー(g,vo~ハンソンとしてManticoreにソロあり)、ニック・ニューウェル(sax,fl~ズート・マニー&ビッグ・ロール・バンド)更にゲストとしてミック・ウィーヴァー(org)が参加しています。ウィングフィールド、マーサーは基本的にセッション・マンですし、セインもこの年ヒープに参加したのでこのメンツがどこまでパーマネントなのかは不明ですけど、それまでの一気にたたみかけるブラスロックよりは、緩急をつけたソウル寄りの音になっています。"Hard Pill To Swallow"の様にウィングフィールドが歌い上げるソウルフルなバラードもあります。
てっきりいつものブルージーなブラスロックだと思ってたのですが、実はファンキーなメロウ・グルーヴと呼ばれるものに近いです(相変わらずインディアンなジャケットがとてもそういう音には思えませんが)。8分28秒より。
 

 

SEVENTY SECOND BRAVE

SEVENTY SECOND BRAVE