Another Days

tomorrow's another day、some say …

モット、ブリジット、鮎川

【木曜はオルガンいろいろ】ヴァーデン・アレンのこと

モット・ザ・フープルで語られるのは圧倒的にイアン・ハンターばかりでたまにミック・ラルフスやミック・ロンソンのことも語られますが、自作が取り上げられなかったことが不満でやめたヴァーデン・アレンなど誰も語りません。

Island時代の初期のモット・ザ・フープルはハンターのディランへの傾倒ぶりが楽しいのですがファーストの”Laugh At Me"でアル・クーパーみたいなオルガンを弾いてるのがアレン。CBSに移った「All The Young Dudes」でも”Solid Ground”のような名演もあるのですが影が薄いのが残念なのです。

https://www.youtube.com/watch?v=zAAaoqX917k

 

 

 

【名曲リレー2608】want#2

■Want To Be With You / Bridget St John(’74)

Dandelionで3枚のLPを残した後Chrysalisへ移籍したブリジット・セント・ジョンの“Want To Be With You”は、「Jumblequeen」(’74)からのシンプルな弾き語りですが、これをBBCのOGWTでの短いヴァージョンで。スモーキーな歌声にしびれます。

https://www.youtube.com/watch?v=osTpi66yyfE

 

ふたたびAに戻りまして… ただいまのBGMは鮎川誠の「クール・ソロ」('82)なり。野音でシーナが出てくる前の前座的なロケッツのライヴを収めたもの。サンハウス時代のナンバーを含みますが僕がぐっと来たのはこの”Dead Guitar”です。

 

【追悼スティーヴ・ハーレイ】#4・やさしくスマイル

いったん解散したコックニーは新たにスティーヴ・ハーレイ&コックニー・レベルとして新メンバーを加え再スタート。スタッド、ファミリーにいたジム・クレガン(g)、フェリス・ホイールでリンダ・ルイスと一緒だったジョージ・フォード(b)、そしてカーヴド・エアー出身のフランシス・モンクマン(kb)のラインナップでレディング・フェスに出た後、代わってダンカン・マッケイ(kb)が参加。新作は「Bear Days Of Our Lives」のタイトルで75年にリリースされていますが先行シングルとして出た”Make Me Smile”が全英#1の大ヒットとなりました。後にスージー・クアトロもカヴァーしたこの曲何度もコックニーは再発してその都度チャートインするというまさに代表曲。クラヴィネットやアコギなど印象的なプレイも聞きものです。

https://www.youtube.com/watch?v=dAoaVU3-ve0