Another Days

tomorrow's another day、some say …

カップス、ヴァレンティ、

【火曜はカヴァー曲のカ~ディラン編】4・Tears Of Rage

ザ・バンドの印象が強いですが、リチャード・マニュエルとの共作でした。初出は「The Basement Tapes」でその後ザ・バンドのファースト「Music From Big Pink」のオープニングを飾ったものです。ジョーン・バエズジーン・クラーク(ジェシエド・デイヴィスprodの「White Light」)のカヴァーがありますが、今日は横浜出身のゴールデン・カップスの末期作「ザ・フィフス・ジェネレーション」から。デイヴ平尾(vo)、エディ藩(g)、ミッキー吉野(kb)、アイ高野(ds)、柳ジョージ(b)という時期か。渋いです。

https://www.youtube.com/watch?v=41Hq9aRsWLo

 

 

 

【名曲リレー2607】anything#3

■Anything You Want / John Valenti(‘76)

よく言われる“白いスティーヴィー・ワンダー”ことジョン・ヴァレンティはMotownの白人バンド、パズルのdsで、改名後76年の初ソロ「Anything You Want」はAOR前夜、ジェイ・グレイドンやディーン・パークスが参加したメロウな1枚。そのタイトル曲はスティーヴィー的な節回しはともかく、メロウなムードが今なお魅力的です。リリースはAriola Americaから最高位36位。

https://www.youtube.com/watch?v=eG50o_bdsJQ

 

【追悼スティーヴ・ハーレイ】#3・さかしま

勢いに乗ってリリースした”Psychomodo”は、スチュアート・エリオットの小気味よいdsで始まるこの曲はジャン・クロードのviolin、ミルトン・リーム・ジェイムズのpianoが活躍するもの。チャート的には不発でしたが、セカンドLP「Psychomodo」(邦題の「さかしま」はユイマンスのデカダン文学を意識したのでしょう)は英8位で、日本でも一定の評価がありました。ただジャケットはグラムロックからデカダンロック(こんなジャンルはない)風で当時の腐女子はさぞ喜んだことでしょう。また退廃的なムードが極まった”Cavaliers”という名曲が「Psychomodo」にはありまして、”Sebastian”とこの曲がどうしても初期コックニーのイメージ。LPからは”Mr.Soft”もシングルカットされています。ただツアー後バンドはいったん解散、ハーレイはエリオット(ds)以外のメンツを変え新たなスタートを切るのです。

https://www.youtube.com/watch?v=BUBhhwdH9CM