【金曜68年もの】BS&T
ブルーズ・プロジェクトを解散したアル・クーパーがホーンズ入れたロックをやろうと組んだ大所帯のバンドがブラッド、スウェット＆ティアーズ。デビュー作「Child Is A Father To The Man」はクーパーのセンスが光る都市の音楽で、ニルソンやティム・バックレーなどのカヴァー曲を含みます。ただ音楽性の違いで結成者が追い出されるのはちょっとかわいそう。セカンド以後のBS&Tはあくまでもジャズっぽいホーンズ入りロックでファーストとはずいぶん違います。曲はリンダ・ロンスタットが”Hobo”というタイトルでカヴァーしたこともあるバックレーの”Morning Glory”です。
https://www.youtube.com/watch?v=zPru_0xC7j0
【名曲リレー2595】white#3
■Nights In White Satin / The Dickies(’79)
LA出身のパンク・バンド、ディッキーズが79年にA&Mからリリースしたムーディー・ブルーズの“サテンの夜”のカヴァー。テンポを速めてなげやりに歌うアレンジはパンク的で全く別の曲に聞こえます。これが英国でちょっとヒットしたのも面白い。当時New Waveに力を入れていたA&Mらしいです。
https://www.youtube.com/watch?v=_aLpwtaLDw8
ただいまのBGMはミカドの「Mikado Forever」('17)なり。大河見てて「帝」の言葉よく耳にするので思わず思い出しました。80'sにフランスで結成されたパスカルとグレゴリーのテクノ・デュオで、ハリー細野のNon Standardからデビューしたり、新星堂配給のクレプスキュール・レーベルのコンピに入ってたり、CMで使われたりとなかなかの活躍でした。これは17年に出た2枚組でほぼコンプリートな内容でオクラ入りしたセカンドのデモも含んだ28曲。パルカルのアンニュイで舌っ足らずなvoがキュートでした。"Si Tu M'aimes"もCMに使われたのかな？よく流れてました。
