【月曜は鷲をめぐる30曲】7・Visions / The Eagles('75)
「On The Border」からイーグルスに加わったドン・フェルダーの存在はバーニーを脅かすものとなってゆくのですが、フェルダーはもっと歌いたかったんだろうなあ。イーグルス在籍中唯一voを取ったのが「One Of These Nights」に入った”Visions”。voよりもgのフレーズの方が雄弁な曲で、逆にそれぐらいギタリストとして魅力があったわけ。ライヴのセットリストに入ることもなく消えていった曲ですが忘れられるには惜しい。
https://www.youtube.com/watch?v=6deveLGj4cE
【名曲リレー2563】bell#3
■Bell Bottom Blues / Cher(‘75)
シェールの「Stars」(‘75)は現物見たことないけど、デレク&ザ・ドミノスのこのカヴァーはとてもいいです。時期によってスタイルがコロコロ変わるシェールは、時代の変遷を知ってないとなかなか突っ込んで聞きにくいです。
https://www.youtube.com/watch?v=ZMXPzEoIrxg
【先週の読書】
ゴングを辞めた後スペインのマジョルカ島で地元の若手ミュージシャンと組んだデイヴィッド・アレンの「Good Morning」('76)は、ちょうど再発されたLPを買ってよく聞いてたのですごくなじみがある1枚。いわゆるプログレの人のアルバムではなく、どっちかというとサイケに近いのですが牧歌的で心が休まります。タイトル曲の”Good Morning”です。
https://www.youtube.com/watch?v=52ajLp84jog&t=140s
ただいまのBGMはポール・マッカートニー&ウィングスの「Red Rose Speedway」('73)なり。当初は2LPを予定しながら、セールスを気にしたApple側の圧力に負けて1枚ものになった(おまけにバンド名もポール・マッカートニーを前面に出すように)セカンドですが中身は充実しています。ただ「Ram」のアウトテイクに手を加えた”Get On The Right Thing”(gはデイヴィッド・スピノザ)まで入れちゃうんだもの、ヘンリー・マカロックは面白くなかったろう。それはそれでこれは無茶苦茶好きな曲なんですが。