Another Days

tomorrow's another day、some say …

シャラゲルス、シーラ、フィクファク、モーリス

【オムニバスを聴く日曜】70・Schlagers!(Warner Brothers:PRO359-US'70)

再びWarner/Repriseのサンプラーから。
まずなんて読むんだろう。ドイツ語でヒット曲という意味らしいですが、それに反してヒット曲はほとんど入ってません。どっちかというと非ロック系のセレクトです。ペトゥラ・クラークに始まってダグ・カーショーで終わります。セオドア・バイケル、サン・セバスチャン・ストリングス(アニタ・カーが曲を書いてロッド・マッキューンの詩の朗読)などイージー・リスニングに近いもの、ジョニ・ミッチェル、ゴードン・ライトフット、PP&Mなどフォークの範疇のもの、フランク・シナトラ、ロッド・マッキューンなどのヴォーカルものなど、ソフトロックの時代にはこれらはスムーズに聞こえたもんです。ジャケットは「ベン・ハー」風。
 
”パタパタ”で知られた南ア出身の黒人シンガーによるバファロー・スプリングフィールドのカヴァー"For What It's Worth"。いい感じです

https://www.youtube.com/watch?v=PuHLyiWaOmY

チャールズ・ライト&ザ・ワッツ・103ード・ストリート・リズム・バンドの”Love Land”は初めて聞いたときJTを思い出したのです。心地よいノーザン・ソウルです。

https://www.youtube.com/watch?v=BKVxfnX0rwM

マイク・ポストはTVドラマなどの劇伴音楽を手掛けてる人(ヒットしたのは”Rockfield File”とか”Hillstreet Blues”とか)ですが、”Big Mouth Harp”でも印象的なハーモニカをフィーチャーしていてドラマのオープニングっぽいです。

https://www.youtube.com/watch?v=vOF7R9mXkqo

 

 
 

【名曲リレー2562】bell#2

■The Bell Of St Mark / Shiela E(‘84)

サンタナにいたピート・エスコヴェードの娘シーラ・Eは歌う美人パーカッショニストとして、またプリンス・ファミリーの一員として紹介され、ソロになった「Glamourous Life」は日本でも結構話題となりました。プリンスの名前も共作者としてクレジットされた”Bell Of St Mark”は、セカンドシングルでバック・メンバーと息の合ったダンスが今となっては古めかしいのですが(笑みがこぼれます)、これはこれで楽しい。

https://www.youtube.com/watch?v=I2CIDP6pX54

 

ただいまのBGMはフィクション・ファクトリーの「Fiction Factory」(’83)なり。確かこの"Feels Like Heaven"1曲で消えたような印象ですけど、名曲はやっぱり記憶に残りますね。ケヴィン・パターソンの印象的なvoとメロディーが実に84年の素晴らしかった(個人的にですよ)当時の英国のシーンを思い出します。しかし苦しそうに歌う人です。やっぱりpianoの旋律が好き。

https://www.youtube.com/watch?v=KQBoeBgb0uk

ブラジルのsswのモーリス・アルバートが75年にヒットさせたメランコリックなバラード”Feelings”は、日本でもハイ・ファイ・セットが日本語でカヴァーして大ヒットしました。こっちのオリジナルも”This Masquerade”(リオン・ラッセルというかカーペンターズの)的なエッセンスをちりばめた感じでなかなかいいです。

https://www.youtube.com/watch?v=sr_yaZQmRzA