Another Days

tomorrow's another day、some say …

ウィングス、TYA、ゴーゴーズ、ポスト

【火曜はポールのウィングス時代30曲】2・Some People Never Know('71)

ソロとリンダとの共作を経てライヴへの欲求が高まったことがウィングス結成のきっかけと言われています。一説では2週間余りで完成したという「Wild Life」はラフな具合が当時さっぱりな評価だったらしいですが(というよりもビートルズ解散からポールに対するプレスの冷たい扱いは、今ではちょっと想像できません)、実はアルバム単位で最初に聞いたのがこれだったりするので愛着あります。”Some People Never Know”はそのB面に入ったssw風作品。とにかく優しくゆったりとしたメロディーでリンダのハーモニー、デニー・レインの味のあるgなどこっそりとしまっておきたい魅力にあふれています。もっと短く引き締めればいいのだけどだらだらと6分続くのも愛せるのがやはり「Wild Life」の世界観。

リンダとの共作「Ram」に加わっていたデニー・セイウェル(ds)に旧知のムーディー・ブルーズ出身でエレクトリック・ストリングス・バンドなど地元バーミンガム・コネクションでは有名だったデニー・レイン(g,vo)を加えたウィングスは演奏力強化のためグリース・バンドのヘンリー・マカロック(g)を加え抜き打ちで大学周りのライヴを始めます。72年の事。

https://www.youtube.com/watch?v=xwa7-6sETEk

 

【名曲リレー2564】blues#2

■Slow Blues In C / Ten Years After(’73)

TYA末期の73年に出た「Recorded Live」はアルヴィン・リーがマイロンとの共作を出してそっちにかかりきりになってた頃、Chrysalisレーベルが蔵出しのライヴ音源を2枚組にまとめて出したもので、パリ、フランクフルト、ロッテルダムアムステルダムでのライヴ。このスロー・ブルーズは、途中チック・チャーチルのpianoソロをフィーチャーするもリーは結構弾きまくりでなかなか楽しい。フランクフルトでのライヴです。

https://www.youtube.com/watch?v=7zXL0HoBTf0

 

 

ただいまのBGMはゴーゴーズの「Talk Show」('84)なり。僕にとって84年と言うのはリアルタイムの音楽を英米問わず浴びるように聞いた最後の年なんですが、「Talk Show」を最後にGo-Go'sのあっけない解散も印象的でした。今見るとみんな誰もかわいくないけど(失礼)、当時は雰囲気がかわいいと思ってた。"Turn To You"もいいが"Head Over Heels"もいいです。バンドは解散しましたがアニヴァーサリーでしょっちゅう再結成。みんなご存命で2年前の動画ではこの曲えらくゆっくり目でした。24年前のライヴ動画が熱いんでコメ欄に貼ります。一番ブレイクしたベリンダ・カーライル(vo)よりも異彩を放ってたジェーン・ウィードリン(g)推しでしたが24年前もすごいミニはいたキャシー・ヴァレンタイン(b)もすごい。

https://www.youtube.com/watch?v=LABe6pjXshg

 

マイク・ポストはTVMの劇伴音楽を手掛けたkb奏者、作曲家で、こうしたテーマ曲がしばしばヒットチャートに入る事もありました。一番有名なのは「ロックフォード氏の事件メモ」(The Rockford Files)とこの「ヒル・ストリート・ブルース」ですね。どちらも刑事ものドラマですが、後者は群像劇のような趣もありました。80's当時僕は新潟で深夜にこのテーマ曲が流れだすと明日もガッコあるなあ…と言う感じでした。81年に#10まで上がる大ヒットとなっています。

https://www.youtube.com/watch?v=Je2fGzKiqRM