Another Days

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フリーソウル、ペルファン、ポコ

【オムニバスを聴く日曜】67・フリー・ソウル・カラーズ(ソニー:SRCS7334-J'94)

久々にフリーソウルのコンピを。多分早い時期に各社から出たシリーズなんでライナーは関係者の対談形式でソースもイマイチはっきりしない部分も多くこの辺は不親切だなあ。ソニー編なんで禁じ手のアル・クーパーの”Jolie”やヴァレリー・カーターのセカンドからの曲以外は総じてロック色が薄目。しかしヤング・ソウルって言葉DJ用語?

 

サンタナのコーク・エスコヴェードがprodしたアズテカの72年のデビュー作からメロウなバラードの”Love Not Then"。voは鈴木茂の「Band Wagon」に参加したウェンディ・ハースです。

 

熱狂的なスティーヴィー・ワンダー・フリークとして知られるヴァーノン・バーチの75年の「When I Get Back Home」に入った”Mr.Sin”はもうそっくりさんぶりが楽しいナンバー。

 

【名曲リレー2541】not#3

■Jean's Not Happening / The Pale Fountains(‘85)

非ロック的だったファーストに比べギターポップ色を増したペイル・ファウンテンズのセカンド「From Across The Kitchen Table」(‘85)からのシングル。マイケル・ヘッドの青くさいvoが印象的な”Jean’s Not Happening”です。ちょうどVirginのリリースがビクターから東芝に映った頃で広告の感じもずいぶん変わったなあ…という印象でした。日本でちょっとした人気がありましたが本国ではイマイチでそれも解散の原因だったようで、このセカンドの後バンドは消滅。ヘッドはシャックを結成します。

https://www.youtube.com/watch?v=p6RFhVib1uw

 

ただいまのBGMはポコの「The Last Round Up」('04)なり。70's後半のFab4時代の発掘音源のライヴ盤で、ファンの間では長年有名だった音源で04年になってちゃんとした形でリリースされてうれしかった。後期EpicからABC時代でラスティ・ヤングがvoを取るようになった時期でメロディアスな部分とルーツロック的な部分がそれぞれ強調されてバランスの良いライヴ盤になっています。”Staring At The Sky”はとてもいいメロディーです。

 

ポコの04年の発掘ライヴ「The Last Round Up」は全盛期のライヴ盤と比べても遜色のない内容です。時期は77年頃のライヴで、ティモシーがイーグルスに加わる直前でFab4時代と言われる4人組時代。”Living In The Band”はグループの歴史を自ら振り返る歌詞がユニーク。ポール・コットンは途中参加ですが、十分顔であります。

https://www.youtube.com/watch?v=iJ-gLATuAWE