Another Days

tomorrow's another day、some say …

JA,ウィングス、ルビコン

【金曜60'sもの】6・Don't Slip Away / Jefferson Airplane('66)

サイケ以前までという縛りなので、JAはデビュー作になります。初代voシグネ・アンダーソンとマーティ・バリンを中心にしたフォークロック・サウンドで、こういうのがイギリスに飛び火してフェアポートみたいなバンドが登場した図式はとても美しいと思います。スキップ・スペンスとマーティが書いたこのフォークロック風の作品は有名曲ではありませんが「Takes Off」というJAのファーストでは耳に残ります。

https://www.youtube.com/watch?v=V71XxYAM0X0

 

【名曲リレー2539】real#3

■That's Not Real / Wings(’68)

ポールとはカンケーないウィングスは、スパンキー&アワー・ギャングのオズ・バッハ(b)やポコ、ファイアフォールのprodとしても有名になるジム・メイスン(g,vo)をフィーチャーしたソフトロッキンなバンド。"That's Not Real"('68)は、イーグルスのあの曲にイントロが似ててニヤリ。紅一点のパム・ロビンスの歌声もいいです。Dunhillに1枚のLP出して解散してます。乞CD化!

https://www.youtube.com/watch?v=qYvViHlllIs

 

 

ただいまのBGMはルビコンの「Rubicon」('78)なり。当時ほとんど無名でありながら地元枠でカリフォルニア・ジャム2に出演したのですが、トリのエアロスミスが終わって(移動して)からのほとんど後夜祭的な扱いだった模様。後にナイト・レンジャーのブラッド・ギルズ(b)とジャック・ブレイズ(g)をフィーチャー。菅入りベイエリア・ファンクという後付けの情報ばかりが先走り(僕も含めあまりちゃんと聞いてないから)、確かにそういうファンク的な曲もありますが、”Far Away”などナイト・レンジャーのバラード群に通じるドリーミーな曲もあります。ただこのジャケではねえ…イラストはELOやEW&Fでおなじみの長岡秀星だったと今知りました。邦題は「シスコの熱風」だった気がします。

 

スライ&ザ・ファミリー・ストーンのメンバーが結成に加わってたこととホーンズがいたことからベイエリア・ファンクの1バンドと数えられていたルビコンは、後にナイト・レンジャーのブラッド・ギルズ(b)とジャック・ブレイズ(g)をフィーチャーし、確かにNR的なバラード曲もあります。ヒット曲の”I'm Gonna Take Care Of Everything”は、ちょっとドゥービー的なメロウなナンバーでいいです。長岡秀星が描いた(ELOやEW&Fのジャケットも描いてた)イラストがちょっと問題ですが…

https://www.youtube.com/watch?v=vX9pa3y7s-k