Another Days

tomorrow's another day、some say …

ムーレン、ミラー

【木曜インスト】Ard Na Greine~Earthrise~Supermarket~Faerie Steps / PierreMoerlen's Gong('79)

「Gazuse」期のサウンドを拡大したパーカッシヴなジャズロック路線のピエール・ムーレンズ・ゴングは、バンドを名乗ってますが実質ムーレンのソロ・プロジェクトで、vibraphoneやmarimbaをメインとした音ですが、歌いもします(^^) 79年のセカンド「Time Is The Key」はA面がメドレー形式の比較的耳ざわりのいい音。B面は米フュージョン・ファンク風でちょっとこれは頂けませんでした。A面のアタマ4曲のメドレーがこのアルバムのキモでしょう。ダリル・ウェイのviolinをフィーチャーしたした”ArdNa Greine”からバンドスタイルとなる”Supermarket”そして”Fariestep”まで、英ロックらしさは皆無ですが、忘れがたい作品です。おなじみハンスフォード・ロウ(b)のピート・レマー(kb~元ベイカー・ガーヴィッツ・アーミー)も参加。

https://www.youtube.com/watch?v=n79CgUA8-hI&t=352s

 

【名曲リレー2137】honey#3

■Wild Mountain Honey / Steve Miller Band(’77)

ティーヴ・ミラーもまた一歩間違えればアメリカン・プログレの仲間に入れてもよさそうな曲があります。まあ77~79年というとシンセがフツーのポップロックの中に十分浸透した時代でした。大ヒット「Fly Like An Eagle」からの“Wild Mountain Honey”はel-sitarとsynをうまく使ってエキゾティックな味わいを見せてます。とはいってもシカゴ・ブルーズが根底にあるのは昔と変わらず、このアルバムでもブルーズが垣間見ることができますが巧妙に隠されている感じもします。

https://www.youtube.com/watch?v=Qc47OScSW3M