Another Days

tomorrow's another day、some say …

ストーンズ、ドゥービー,ストラングラーズ

【木曜は60周年だよストーンズ】16・Little Red Rooster

64年の英5thシングルで全英#1となったウィリー・ディクスン作のブルーズ。ブライアン・ジョーンズが弾くスライドが渋い。ハウリン・ウルフのヴァージョンを手本にしてるらしいですがこんなブルージーな曲がチャートの1位というのはすごい。英「Big Hits」にも収録。

https://www.youtube.com/watch?v=j-nT_joqmeM

 

 

【名曲リレー2538】real#2

■Real Love / The Doobie Brothers(‘80)

ずいぶん待たされたという印象があったドゥービーの「One Step Closer」('80)は、予想以上にマクド体制が強くなっていて、ライヴ(前年に見た来日公演はエキサイティングなステージでしたが、「Closer」以後のライヴはストレートなロック色が後退して新しいタイプのR&B色が濃い)はともかくスタジオ作品ではAOR色がかなり強い1枚になっていました。先行シングルの“Real Love”では、パット・シモンズはコーラスぐらいしか出番がなく、マクドマクドが連れてきたグレイプ・ジャムのコーネリアス・バンパス(sax、kb)とマクドが作り上げたような音で内心ちょっとやだなあと思ってました。リオン・ラッセルと一緒にやってたパトリック・ヘンダーセン(kb)との共作。最高位5位まで上がりましたが、結局はこの路線は長続きせず、むしろマクドがもっと自由にやりたかったこともあってバンドはツアーの後解散しています。

https://www.youtube.com/watch?v=oeZEtCJVMRo

 

ただいまのBGMはストラングラーズの「The Raven」('79)なり。伝説的な初来日(とりわけ京大のステージはアツかったらしい)前後にリリースされた思い出深い1枚。当時パンクといえばピストルズやクラッシュよりもストラングラーズという人が周りにでは多かった。いろんなタイプの曲が入ってますがアメリカ批判の”Dead Loss Angels”や三島由紀夫に傾倒した”Ice”などもユニーク。暴力性が一歩引きオルタナティヴ的なムードのナンバーも増えてます。そんな中エレポップ風の"Dutches"のキャッチーな味わいは意外でした。

 

日本盤は特殊ジャケだったストラングラーズの「The Raven」('79)の最初の2曲メドレーにはしびれました。当時高校生で、なんだかわからないけどエキサイティングですごかったらしい初来日の京大でのステージのニュース記事を読むたびにドキドキしてました。タイトル曲”The Raven”は切り込むジャン・ジャックのbassがまずカッコいいのです。昔俺がヴァイキングだった頃、友はレイヴン(大鴉)だった、という最後の歌詞は松鶴家千とせのネタを思い出してしまうのですが…

https://www.youtube.com/watch?v=MMQeQzRPiAE