【オムニバスを聴く日曜】66・ロジャー・ニコルズ&ポール・ウィリアムス・ソングブック(ユニバーサル:UICZ1452-J'12)
先週紹介したのがビギナー向けだとしたらこっちのユニバーサルのは上級者向け。A&MをメインとしながらDecca、Motown、Chrysalisなど広い音源を使用。ロジャニコがからまないウィリアムス曲もありますがそれはご愛敬。
【名曲リレー2534】all#2
■It’s All Over Now / Molly Hatchet(’79)
ボビー・ウォマックがいたヴァレンティノスのナンバー”It’s all Over Now”はストーンズ、フェイシズをはじめ数多くのカヴァーがありますが、フロリダ出身南部のハードロックのモリー・ハチェットを。このバンドはいつもフラゼッタのイラストによるヒロイック・ファンタジー的なジャケでわかりやすいのですが、レイナード・スキナード以上にブルーズ色の少ないハードロックを展開。79年の「Flirtin‘With Disastor」からのナンバーです。
https://www.youtube.com/watch?v=OXUYO5Wm0Qw
ただいまのBGMは最近ジャケットを変えて再発されたリチャード・ライトの「Wet Dream」('78)なり。ピンク・フロイドが「Animals」のあと、ギルモアに続いてリック・ライトが本名で出したソロ。フロイドのツアーgtrのスノーウィー・ホワイト(g)、ラリー・スティール(b)、レグ・イシドア(ds)というゴンザレスのメンバーをバックにして拙い歌も聞かせますが、”Summer Elegy”はなんとも切ないメロディーで大好きです。
フロイドのメロディアスな抒情的な面を拡大したようなリック・ライトのソロ「Wet Dream」('78)は、ギルモアのソロに続いてリリースされたもの。派手な作品ではありませんし大甘な部分もありますが、よく聞きました。最近ジャケットを変えて再発されています。"Pink's Song”ではメル・コリンズがflute吹いています。
https://www.youtube.com/watch?v=Fi9zKRldyFo