Another Days

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ギルモア、ビオランテ

【デイヴィッドさん大集合】22/30 デイヴ・ギルモア(David Gilmour

シド・バレットの後任としてピンク・フロイドに加わったデイヴ・ギルモアは、バンドの演奏面でのリーダーとして長らくフロイドを引っ張ってきました。意外とブルージーなgを弾くことは同時代にプログレ系のgtrのなかでは異色かもしれません。個人的に初めて買ったフロイドのアルバムになる「炎」の前半と後半に配置された”Shine On You Crazy Diamond”(シド・バレットの事を歌ったと言われています)は、世間の評価は圧倒的に前半のPt1~5ですが、個人的にはB面に入ったPt6~9。シンセの渦を切り裂くようなスライドで切り込む2分半過ぎのPt6の後半部分から、歌部分のPt7を飛ばして(^^)、ファンキーな色合いを強めるPt8が実に素晴らしいのです。Pt8の素晴らしさはリック・ライトのエレピ~クラヴィ~シンセに寄る部分も大きいのですが。46年英ケンブリッジ出身。
 
 
 
 
5年ぶりに作られたゴジラ新作は、「ヒポクラテスたち」で注目され、この時代の東宝青春映画を担っていた大森一樹監督が起用されました。原案は一般公募されたものでそれを大森が脚色。ビオランテ」はVSシリーズと呼ばれる平成ゴジラのシリーズ第2作で「前作」の流れを受け継いでます。ここに共通する世界観の新シリーズが始まり実に喜ばしい。新宿の瓦礫の山からゴジラ細胞を入手するくだりからスタートし導入としてはスムーズ。バブルの時代らしく外国人俳優が、スラングを交えてセリフを叫ぶのがカッコイイとされたのか、今となっては何かそういうのがすごく気になります。遺伝子工学の分野でオイル・ダラーの力によって世界をリードしようとしている中東の石油産出国と日本の学者、更に米国とのゴジラ細胞をめぐるアクション的な動き、対G自衛隊秘密兵器スーパーX2、更にバラとG細胞と人間の細胞をミックスさせた植物系のビオランテ(従来の造形とはかけ離れた触手を持ったクトゥルー系の造形です)の対決など結構見どころはあります。キャストでは、第2回東宝シンデレラで、初代の沢口靖子からバトンを受けた小高恵美演じるエスー少女「三枝未希」のキャラクーです。大阪湾の関空建設予定地でゴジラと対峙する場面は異様な迫力があって、当時結構コーフンしました。彼女を含めた自衛隊の対Gチーム(チーフは高嶋正伸)には豊原功補鈴木京香も。メインキャストは、三田村邦彦田中好子と年齢層は高めで、昭和ゴジラの最後で出演した佐々木勝彦や、平田昭彦夫人の久我美子の起用はうれしかった。音楽はすぎやまこういちですが一部伊福部メロディーが復活しています。難点いろいろありますが一番回数を見た作品かもしれません。